鬼金剛
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させぼのおに
大日本帝国海軍に所属した金剛型戦艦1番艦「金剛」の異名。
大日本帝国海軍所属、太平洋戦争時には旧式ながら最も活躍した戦艦でもある金剛型のネームシップ・金剛の異称である。
何が「鬼」なのかというと、訓練におけるシゴキの厳しさである。
鬼の山城、地獄の金剛、音に聞こえた蛇の長門。日向行こうか、伊勢行こか、いっそ海兵団で首吊ろか。
地獄榛名に鬼金剛、羅刹霧島、夜叉比叡。乗るな山城鬼より恐い。
当時の海兵たちにこんな歌を作られるくらい、下っぱ海兵の戦艦勤務は地獄の訓練を日々課せられ、いつか来るであろう艦隊決戦に備えてシゴキの日々が続いたと言われる。
そして金剛は「横須賀の山城、佐世保の金剛」と、シゴキの東西両横綱として「鬼の山城」と比肩される地獄の訓練を乗員たちに課していた。
その甲斐あってか、いざ太平洋戦争がはじまると「旧式だし失ってもそこまで問題ないだろう」と最前線に投入され続けるも、戦時における艦歴最長の旧式艦とは思えないほどの三面六臂の活躍を果たした。
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