概要
小説『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』に登場する種族の1つであり、あるキャラクターの仮称でもある。
それぞれの解説は次の通り。
種族としての魔族
魔物の上位互換と呼ばれる種族。
魔王の血を与えられることで通常の魔物とは比較にならない力を得ており、神々の加護から誕生した存在である人間たちや最強種たちとは対を成す存在ともいえる。
普通の魔物とは比べものにならない程の力の魔力を有しており、人間と変わらない高い知性を持つ一方、人間に対する増悪は深く、人間を殺して浸る邪悪な種族………。
というのが人間たちの一般的な認識だが、後にある人物の発言から、実は彼らも最強種の一角であった事が発覚する。
その為、実際には人間や最強種たち同様に様々な考えを持つ者がおり、魔族という種の勢力の存続を第一に考える好戦的な過激思想のタカ派である「強硬派」。戦いを続けることを望まず、平和を望んでいるハト派の「穏健派」。現在休眠中の魔王復活の為に暗躍している魔王派ともいえる「少数派」の3グループが確認されている。
指輪の魔族
「感謝の気持ちを込めて、無残に、無慈悲に、無様に殺してあげるヨ………」
CV:鳥海浩輔
概要
魔道具の指輪に魂を封じられていた、あるいは召喚された魔族(ただし本人曰はく、久しぶりに目覚めたという事なので前者の可能性が高い)の仮称。
指輪を所持していたエドガーの負の感情を大量に指輪が取り込んだことにより解放され、エドガーの肉体を依代として復活を遂げた。
漆黒の巨体に禍々しい翼、鋭い牙に槍のように鋭く尖った2本の角に深紅の目を持つという典型的な悪魔としか形容できない容姿をしている。
ちなみに後に人間に近い容姿の魔族が登場しているが、なぜ彼らとは違う姿なのかは不明。
尚、レインは自身の故郷「ラウドネア」を滅ぼした風のゼクシード率いる魔族たちの中にも彼に酷似した存在がいたと回想していたが、同一人物だったのかについては不明で、本名も言及されていない為、分かっていない。
復活後、その場にいたレインたちを標的にしようと定めるかと思われたが、より沢山の玩具=人間たちがいる「ホライズン」の街を標的にすると進撃を開始し、追ってきたレインたちと戦闘になった。
自身の分身体でもある魔物を無制限に、しかも大量に召喚できる力を持ち、黒い雷で攻撃する能力を持つ。
激闘の末に最後は自身が呼び出した大量の魔物をレインに全てテイムされ、自身がそれらに襲われるという自滅に近い方法で消滅した。
余談
小説版とアニメ版では微妙に容姿が異なっている。