概要
童話「白雪姫」に登場する、優しき小人達のこと。
全員で7人いる。
女王から逃げ、森をさまよっている白雪姫を助ける役割のキャラ。
種族はドワーフである。
ディズニー版
ドック(先生)・・・小人達のリーダー格。頭がいい。慌てると言い方を間違えたり、どもったりする。
ハッピー(ご機嫌)・・・いつも笑顔を絶やさない。
スニージー(くしゃみ)・・・ことあるごとにくしゃみをする。その威力は何でも吹き飛ばしてしまうほど。
ドーピー(おとぼけ)・・・目に宝石をはめ込むなどいつもとぼけた行動をする困り者。だんまりやなので、台詞がない。白雪姫から何度もキスしてもらおうとするちゃっかりした一面もある。
グランピー(怒りんぼ)・・・常にしかめっ面で、よく怒る。白雪姫に対して排他的に接している。でも言っている事は優しく、白雪姫が継母に狙われた時に真っ先に動いたのも、彼女が永遠の眠りについた時に一番悲しんでいたのも彼。また、他の6人からいじられる事も多い。
バッシュフル(照れ助)・・・人と目が合うと、すぐに照れる。
スリーピー(寝ぼすけ)・・・いつも寝ぼけ眼で、すぐ寝てしまう。
ウォルト・ディズニーは、「白雪姫」を製作した理由について「一風変わった7人のこびと」をあげ、「わたしはこびとたちに共感を覚えた。この物語には王子と少女が登場し、ロマンスがある」と述べている。
ウォルトはこびとたちの名前を何ヶ月もかけて吟味し、1935年の春になっても最終決定を下さなかったほど、強いこだわりを持っていたという。ウォルトが上記の7人の他に考えていた名前は、「スクラッピー(くず)」「クランキー(気難しい)」「ダーティー(汚い)」「オーフル(恐ろしい)」「ブラビー(お喋り)」など、多数あったという(「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」より224〜228頁)。
大塚康生はこのようなアイデアについて、月刊ディズニーファンの中で「キャラクターの個性を際立たせ、アンサンブルの基礎を築いた」として、ディズニーの大きな功績だと語っている(月刊ディズニーファン2011年8月号「ディズニーファン・ミーツー」より)。