CBR600RR
CBR600RRはホンダの誇る600CCミドルクラススーパースポーツバイクである。
CBR600F4iの後継車種にあたり、2003年2月に発売された大型二輪。
その基本構想からMotoGPマシン、「RC211V」のレプリカとも言われる。
またレースベース車としての販売もされており、各地のレースにて活躍している。
2016年に市販車の生産を終了したが、レースベース車の生産は2017年まで続けられていた。
2020年8月、突如ティーザーと共に新型が発表され異例の早さで9月より発売となった。
外見はウイングレットの装備を除いてそれほど変化がないものの、
中身はIMUを用いたABSやTCS等の電子制御が盛り込まれ600cc版CBR1000RR(SC77)とも言える車体となった。
開発者曰く、RC213V-Sと全く同じ電子制御+αとのこと。
●ABSを搭載したSS史上初のモデル
2009年モデルから電子コンバインド式のABSを搭載したモデルが登場した。
しかしABSの機能は多くの走り屋さん達からは不要のモノとされ
「ヘタレの証」「テクを磨くのを忘れたチキンライダー」「テク要らずとか良いですねwwww」とかさんざんな言われ様だったが
発売後間もない内にその考えは一蹴されてしまう。
HONDAの打ち出したABSは従来のものから革新的なまでの性能を備えていたのである。
曰く「ABSが作動しているのか分からない」「ガガっと来ないなんて」「むしろ速くね?」「いざとなればコイツがある!」「使い方を工夫すればトラクションコントロールも出来る」等など、ふたを開けてびっくりの仕様であったわけである。
公式サイトにある通りに、このABSは一種の「加速装置」なのである。
なお、前述の通り最新モデルでは、コンバインドABSからIMU経由のコーナリングABSに進化している。
また、コンバインドABSは非常に重かったのだが、10年の時を経てSSに乗せても気にならないくらいに軽くなっている。