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概要

ヤマハ発動機が1991年に発売したオフロードバイク。

DT200Rの後継にあたり、歴代DTシリーズで最も尖っていたモデルである。

エンジンは水冷2ストロークで35馬力を発生。

DTシリーズでは初となる倒立式フロントフォークや、鋭いスロットルレスポンスを実現する3倍速YPVSを装備。

軽量化のためにバッテリーレスとし、乾燥重量は107kgを達成。

外見はレーサーマシンYZ125と瓜二つで、実際に幾つかの部品をYZ125と共用していた。

シート高は895mmと非常に高い(セローより85mmも高い)が、スペック競争全盛期の当時としては珍しい数値ではなかった。

排気量200ccとフルサイズには及ばないものの、軽さとハンドリングを武器にライバルを圧倒し、当時のエンデューロレースで大活躍した。

翌年、スズキからは更に過激なRMX250Sが登場。

エンデューロにおいて人気を二分した後、1994年モデルをもって生産終了した。

後継モデルはDT230ランツァだが、こちらは乗りやすさを重視するために性格をマイルドに転換しているため、エンデューロでは引き続きDT200WRが使われ続けた。

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