概要
アメリカ合衆国がシースパローの後継として開発した、個艦防空用の短射程艦対空ミサイル。ESSMは英称のEvolved Sea Sparrow Missileを省略したもので、日本では省略していない名称を発展型シースパローと訳す場合がある。
開発元のアメリカ海軍のほか、日本の海上自衛隊をはじめ、オーストラリア海軍、ヨーロッパ諸国の海軍など、複数の国々に輸出されている。
ミサイル本体はシースパローをベースとしつつも、様々な各種新機軸を盛り込んだことで射程は最大50kmと倍に延伸(ただし有効射程は18km程度とされる)、推力偏向により最大50Gの桁外れな高G機動を発揮する。
またMk.41VLSに1セルあたり4発搭載可能で、例えばMk.41VLSを32セル備えるあきづき型汎用護衛艦の場合、最大まで詰め込めば32セル×4発で最大128発を搭載可能(もっとも16セルくらいは対潜水艦用のアスロックを載せると思われるが)