概要
ウーヴェ・ゲンバラ氏が設立した、アルピナ・RUF・ケーニッヒらと並ぶ、西ドイツのチューナー。主にポルシェ製のスポーツカーを中心としたコンプリートカー製作や、チューニングを承っている。現在の代表はアンドレアス・シュワルツ氏。2010年8月に新体制を発表してからは、ポルシェだけに限らず、フェラーリやマクラーレンといった、ポルシェ以外のハイパフォーマンスマシンのチューニングも手掛けるようになった。
略歴
1972年 - ウーヴェ・ゲンバラがドイツ・シュトゥットガルト近郊で創業。
1981年 - ポルシェ・911・924・928のオリジナルコンプリートカーを製作・販売する。
1992年 - 「928GTSエボリューション」を日本へ納車。当時の代理店は"GEMBALLA FAR EAST"。
1994年 - ポルシェ993ターボをベースとしたコンプリートカー「ル・マン・ビターボ」(Le man's BITURBO )を発表、ドイツ・ニュルブルクリンク(北コース)にて7分52秒のラップタイムを記録。
2000年 - ゲンバラ・ジャパン設立。神奈川県相模原市矢部3丁目にショールーム設置。
2001年 - ポルシェ996GT3をベースとしたコンプリートカー"ビターボGTR600"を発表、ニュルブルクリンク(北コース)にて7分44秒台のラップタイムを記録。
2003年 - ドイツ・レオンベルク郊外に新工場設置。ゲーム「首都高バトル01」にマシンデータ協力。東京モーターショーカロッツェリア部門に出展。
2004年 - ゲーム「湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE」にマシンデータ協力。
2005年 - チームゲンバラ、スーパー耐久にGT3で参戦。
2006年 - 1980年代のアバランシェ・ミラージュ(25台限定)が最新モデルで復活
2006年 - 新法人ゲンバラオートモービルジャパン㈱が日本正規輸入元となる。
2008年 - AVALANCHE・MIRAGE GTがレッド・ドット・デザイン賞を受賞
2010年 - 2月に破産申請。同年8月に新生ゲンバラを設立している。同年10月に創立者ウーヴェ・ゲンバラが殺害され、南アフリカで遺体で発見される。
主なコンプリートマシン
AVALANCHE(ポルシェ930ベース)
3.8rs(ポルシェ・964カレラRS3.8ベース)
rsr(ポルシェ・964カレラRSRベース)
EXTREMO(ポルシェ993ターボベース)
BI-TURBO GTR500(ポルシェ・996カレラベース)
GTR750(ポルシェ・996ターボベース)
ポルシェ・996GT3RSゲンバラスペシャル
R-SHAPE III290(ポルシェ・ボクスターベース)
BI-TURBO RV-GTR600(ポルシェ・カイエンベース)
928GTS EVOLUTION(ポルシェ・928GTSベース)
AVALANCHE GTR600(ポルシェ・997ターボベース)
MIRAGE GT(ポルシェ・カレラGTベース)
TORNADO(ポルシェ・957カイエンベース)
MIG-U1(フェラーリ・エンツォベース)
GT Spider(マクラーレン・MP4-12Cベース)
太字のコンプリートマシンについて
太字のコンプリートマシンの「3.8rs」と「rsr」は湾岸ミッドナイトマキシマムチューンから湾岸ミッドナイトマキシマムチューン3DX+にて登場した車で、ゲンバラの車となっているが、厳密にはゲンバラは964型ポルシェは扱っておらず、公式サイトにも記載されていない車である。
そのため正式なゲンバラのコンプリートマシンというよりもポルシェ964型をゲンバラチューンしただけの車、または架空の車(これは少しオーバーな解釈かもしれないが)と解釈した方がよい。
外部リンク
http://www.gemballa.jp/(リンク切れ)