概要
舞台はパラレルワールドの1999年。睡眠中にネットを利用できるシステム"Hypnospace(ヒプノスペース)"でネット監査員として違法なコンテンツを取り締まっていく。
作中のページは200以上も存在し、Steam版なら付属のツールを使って自作することも可能。
「隠しページ」「マウスを振ると読み込みが早くなる」など、90年代のネットに関するネタがこれでもかという位に盛り込まれている。
用語
Hypnospace
作中の90年代に存在する、ウェブページを閲覧するシステム。
現実のインターネットと同様に自由に記事を作ったり、他人の作った画像や曲、ソフトウェアなどをダウンロードできる。
HypnOS
ヒプノスペースやそれで入手したデータを利用する為のOS。
睡眠時に利用者の隣に設置し、後述のヘッドバンドで利用者と接続して使用する。
Headband
ヒプノOSと利用者の脳を連絡する装置。ゴムのような素材で出来ており、頭にはめるだけで準備できる。
ヘッドバンドには固有のIDが割り振られており、利用者の情報が記録されている。
一人で複数ヘッドバンドを所持し、副アカウントとして使っている者もいる。
登場人物
プレイヤー
ボランティア活動としてネット監査員(enforcer,執行員)になった人物。
監査員用の特集なアカウントを所持しており、違反コンテンツを通報したり他のユーザー名の本名や出身地を確認したりする権限を持っている。その代わり、保身としてユーザーとの会話は禁止されている(身も蓋もなく言ってしまえば一人プレイのゲームにチャット機能を設けるのが現実的ではないからだが、結託や脅迫により前述の権限が悪用されるのを防止する為だと考えれば然程不自然な制約ではない)。
違反コンテンツを取り締まりつつ、その途中で見つける謎に迫っていく。
エイドリアン・マーチャント(Adrian Merchant)
マーチャントソフトのCEO。
商売気が強く、ヒプノスペースの仕組みやその事情はよく知っていないようである。
ディラン・マーチャント(Dylan Merchant)
マーチャントソフトのCOO兼プログラマーで、ヒプノスペースの開発者。
商人気質の兄エイドリアンを「ハゲのくせに取引だけは一丁前(a balding stiff who knows how to make a deal or two)」とからかってはいるものの、彼の弟である事を誇りに思っている。
ゼーン・ロフトン(Zane Lofton)
ヒプノスペースのユーザーである15歳の少年。
素行が悪く、起床中にやったいじめに関するページを作ったり、監査員に喧嘩を売ってきたりしている。
他方で夢を追い求める純粋な一面もあり、憧れのバンド"Seepage"のメンバーと話をする妄想インタビューや、彼と悪魔退治をする内容の漫画も描いている。
ヘルパー教授(Professor Helper)
序盤でダウンロードすることになるソフトウェア、及びそのキャラクター。