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概要
アニメ『KURAU Phantom Memory』は、2004年6月24日から2004年12月15日まで放送された。全24話。
漫画版は講談社『月刊マガジンZ』に連載され、ノベライズ版はメディアファクトリー・MF文庫Jより発売されている。
SF作品ではあるが、テクノロジーに関する描写よりも人と人のつながりや精神的な絆というアナログな要素を主体に描かれている。見ているうちにすんなりと作品世界に溶け込んでいけるような、柔らかな空気感のあるアニメ作品である。
ストーリー
西暦2100年。この時代、人類は社会システムを高度に発展させ、戦争や貧困を克服した、平和で理想的な社会を手に入れていた。生活圏を宇宙にまで広げた人類は月面に都市を建設し、そこを足がかりにしてさらなる外宇宙への進出を計画していた。
月面都市での次世代エネルギー研究実験の最中に起きた事故により、人類はリナクスという物質を初めて認識する。装置から飛び出した2つの光の1つは消失、もう1つはその場に居合わせた一人の少女の体を分解し、直後に再び人の形を成してリナサピエン(リナクス人間)となったが、少女はすでに別人格の存在となっていた。彼女は語りだす。「私はリナクス」と。
それから10年の時が過ぎ、リナクスを宿した少女――天箕(あまは)クラウは22歳の女性に成長していた。リナサピエンであるその身に宿した特殊能力を活かし、危険な任務をこなすエージェントとして暮らす彼女のもとに、リナクスにとって欠くことのできない「対になる存在」が姿を現す。クラウの片割れとなるその少女の名はクリスマス。対の片割れとの10年越しの再会を果たした喜びもつかの間、リナクスを追う国際警察(GPO)が彼女たちの前に現れる。二人の逃避行が始まった。
主な登場人物
主題歌
オープニングテーマ
「懐かしい宇宙(うみ)」
作詞・作曲 - 新居昭乃 / 編曲 - 保刈久明
エンディングテーマ
「Moonlight」
作詞・作曲・編曲 - 勝木ゆかり