概要
3DCGアニメ「The Amazing Digital Circus」に登場するキャラクターの一人。
カフモは他のメインキャラクターと同様、「アメイジング・デジタル・サーカス」というソフトに閉じ込められた元人間である。
本編開始時のオープニングパレードに彼だけ欠席してた事が気がかりだったラガタは、同じピエロでサーカスの新入りであるポムニを連れて紹介しようと、彼の部屋に行くことになった(その際、ジャックスも同行する事に)。
***以下、ネタバレ注意***
ジャックスが(いつのまにか隠し持ってた)部屋のカギを使ってドアを開けた所、3人は壁一面にEXITと出口にまつわるイラストが描かれた部屋に、黒くて大きな謎の生物が佇んでいたという異様な光景を目撃。ラガタとジャックスは、それが何を意味しているのかすぐに理解した。
カフモはバグと化してしまったと。
ジャックスは部屋に置いてあったボーリング玉を持って逃走。カフモは逃げ遅れたラガタに対して攻撃し、残されたポムニを次のターゲットに定めて追いかけていく・・・。
人物像
性格
バグとなった彼は生ける屍も同然であり、動くもの全てを見境なく追いかけて壊そうとする。
関係者の話によると、そうなる前のカフモはひょうきんものでジョークが好きな、しかし愛想笑い等で直ぐカっとなりやすい短気な性格だった。しかも肝心のジョークもガングルが反応に困るほど、センスがまるで無かったようだ。
ポムニがサーカスに来る少し前の時点で、出口について言及したり考えていたのを他のメンバー達から心配されていたが、その懸念はバグという最悪な形で現実となってしまった。
外見
白塗りに赤い口紅、黄色い服を着たピエロというシンプルな見た目。
同じくピエロであるポムニが宮廷道化師をイメージしているのに対し、彼は大道芸人のピエロをイメージとしている。
個室
壁紙は青と黄のひし形が描かれており、床は木製。
木馬や積み木などのおもちゃが置かれているなど、ポムニの部屋とだいぶ似た雰囲気をもつ。
だが後に壁紙は、赤文字で大量のEXITと、NO WAY OUT(出口なんてない)の一文が殴り書きされ、自分がケインに食べられるラクガキと、自分を恐ろしく描いたり出口にまつわるイラストが掛けられてあった。カフモが抱えていた絶望と苦痛を否が応でも知る事だろう。
余談
実はメインキャラクターとなるはずだったが、キャラクターの増加による製作の負担に伴い、バグという形で外されてしまった。
もし仮に彼がそのままメインキャラとなった場合、ポムニは彼のつまらないジョークに苛立ちながらも友人になれた可能性があったと、グースワークス氏は語る。
ちなみに彼の部屋は、ポップアップショップでも見ることが出来る。
イラスト
タグ
その後
***以下、EP2終盤のネタバレが含まれます。***
- 愉快なる友よ、安らかに
物語終盤、カフモの追悼式が行われた。
ズーブルが今回の冒険に参加しなかったのは、彼を見送る為の準備をしてたからである。ジャックスは何かを思い詰めながらも、式に参加せずにその場を後にする。
- ラガタは抑えられない涙を流しながら語り、
- ガングルは彼と仲良く肩を並べるイラストを見せ、
- キンガーは瞳を閉じて言葉を綴り、
- ズーブルは突然の別れを惜しんだ。
憮然とした思いの中で参加したポムニは、他人同然のカフモの事を知らないし知ることは永遠に叶わない。しかしポムニの暗い心理は変わりつつあった。EP2序盤、自分が地下に沈む悪夢の記憶に、手を差し伸べる4人の姿を彼女は見たのである。
自分は独りじゃない。そんな一抹の安堵を表情に浮かべるポムニと共に、EP2の物語は幕を閉じる。