「勝手に決めつけないで。私を呼んだら ///規制音/// すよ?」
CV:アシュリー・ニコルズ(オリジナル)王怜馨(日本語)
概要
3DCGアニメ「The Amazing Digital Circus」に登場するメインキャラクターの一人。
ズーブルは他のメインキャラクターと同様、「アメイジング・デジタル・サーカス」というソフトに閉じ込められた元人間である。現在のメンバーの中では経歴が短く、ポムニが来るまではそれがサーカスの新入りだった。
人物像
性格
サーカスに飛ばされた人間は、なんであれ名前と記憶の一部を失うのだが、ズーブルの場合はそれが酷く、自分の性別が何だったのかも忘れてしまうという有り様だった。アイデンティティーがわからない不安からか、他のメンバーに比べて不機嫌でイライラとした態度を隠そうとせず、NGワードを発するほど口が非常に悪い。また、ジャックスのように能動的でないとはいえ、ズーブル自身も暴力的な一面を持つ。
EP1の時点で、オープニングパレードやケインが用意するイベント・冒険に対して消極的かつ欠席しており、EP2終盤で彼が留守にすると言って姿を消した際には「ずっと居るのかと思ったよ」とウンザリしてた(ケインの方も「無理に参加しなくてもいい」「新しいAIを試してみた」と言って参加を推奨し、EP3に限ってはそれの為に冒険を作成したほど)。
その一方で、サーカスに来たばかりの新入りを気遣ったり、皆がイベントに参加してる間にとある準備を一人でやっていたり、(ジャックスを除く)仲間たちに代わってケインの冒険を抗議・指摘したりと、大変利他的な一面も持っている。
現実世界では22歳。ジャックスと年齢が同じだが、生まれた月が早い。職業はタトゥー・アーティストだったらしい。
外見
いくつものおもちゃを組み合わせた奇妙な見た目が特徴であり、これらはアメリカで販売されているZolo Blocksというおもちゃがモチーフとなっている。マゼンダの直角二等辺三角柱の頭、グルグルの右目とまつ毛のついた左目、黄色/オレンジの水玉模様の体をベースに、様々なパーツと入れ替えが可能であり、パーツ同士が離れていても遠隔操作ができるようだ。
息を止めた際のアクションは「整う」というモノだが、オリジナル版では「Turn Straight」と呼ばれるスラングであり、意味は性的嗜好が変わるという意味らしい。
パーツはそれの自室にある「Zooble box」にしまっており、その数は無限にあるらしい。
エピソード4では他の参加者同様、ダーグブラウンのユニフォームを着ており、サンバイザーは右の矢印につけている。右手がターナーになっているが、普通の腕と変わらない模様。
パーツ一覧
頭
シマウマ模様のY | 右頭 | 1,3 |
---|---|---|
黄色の矢印 | 〃 | 2,4 |
シアンのイナズマの飾りつけ | 左頭 | 1,2 |
ピンクのユニコーンの角 | 〃 | 3 |
シアンの触角 | 〃 | 4 |
体
月のアクセサリー | 胸 | 1,3,4 |
---|---|---|
シマウマ模様の板 | 〃 | 2 |
ピンクの羽 | 背中 | 1,2 |
黄・ピンクの縞模様の羽 | 〃 | 3 |
紫の羽 | 〃 | 4 |
腕
黄の手袋/橙の腕 | 右手 | 1,2 |
---|---|---|
縞模様のギザギザ/円形の関節/平たい手 | 〃 | 3 |
赤の棒/球体関節/平たい手 | 〃 | 4 |
赤の棒/球体関節/穴あきターナー | 〃 | 4 |
赤のバネ/球体関節/ハサミ | 左手 | 1 |
ロボットアーム | 〃 | 2 |
白の手袋/橙の腕 | 〃 | 3 |
縞模様の腕/青の手袋 | 〃 | 4 |
足
水色のバネ/球体関節/触角 | 右足 | 1 |
---|---|---|
縞模様のブーメラン | 〃 | 2 |
水玉模様の太もも/オレンジの手袋 | 〃 | 3 |
バネ/球体関節/ふいご/車輪 | 〃 | 4 |
青の足/靴 | 左足 | 1,2 |
シマウマ模様の足/ピンクの積み木 | 〃 | 3 |
ピンクの太もも/立方体/水かき足 | 〃 | 4 |
個室
部屋全体がビビッドカラーで、壁や床の一部には不規則な三角形のパターンがあり、3つあるウォールミラーと四隅には白いエンタシスが建てられている。
照明は花束を模っており、隅にはミロのヴィーナスが置いてある他、いくつかパーツが散乱している。ベッドの横に「Zooble box」があり、そこで手足や飾り付けを付け替える。
キャラ関係
慌てふためく彼女に、その姿とサーカスの暮らしを受け入れるべきと進言した。冒険するたびにトラウマを抱えてしまう事を憐れんでいる。
ズーブルとは逆に冒険を好む。趣旨こそ合わないものの仲間の一人であり、優しい人物だと称している。
それとは逆に利己的な性格をした嫌いな相手。彼の行動次第で暴力を仕掛ける事もあるほど。
シャイな性格をした仲間の一人。彼女のイラストが好きなようだ。
気が狂ってる彼が、いつかバグになってしまうのかと心配していた。
快く思っていない。ケイン自身はそれに参加を促そうとしている。
余談
ズーブル本人の性別は現時点で不明であるが、日本語版の字幕と吹き替えは女性的なものとなっており、ロシア語版ではLGBTの関係で女性として扱われている。
作品内ではジャックスとは険悪であるが、アシュリー・ニコルズ氏とジャックス役のマイケル・コヴァッチ氏は交際関係である。
イラスト
関連タグ
本編での活躍
以下、多少のネタバレが含まれます。
- EP1「パイロット」
今回の冒険を嫌がってたものの、エネミーであるグローインクにバラバラにされながら攫われてしまう。このとき心配してくれたのはガングルだけのようだった。
- EP2「キャンディー運び屋大騒動!」
参加していない。しかしそれは、バグと化し、もう元には戻れなくなった仲間を追悼するための準備をしていたからだった。
- EP3「ミルデンホール邸の謎」
不参加。だが今回の冒険はズーブルの為に作ったものらしい。テントでケインのカウンセリングに強制されてしまい、そのくせ話を聞こうとしないケインにズーブルの苛立ちはどんどん募っていく・・・。
- EP4「ファストフード仮面舞踏会」
壊れた喜劇の仮面に代わるプラスチックの仮面をガングルに提供した。今回も冒険を見送ろうとしたら突然キンガーに参加を譲られ、興に乗ったケインの手ほどきで強制参加する羽目に。Spudsy'sでは調理を担当し、ケインの抱える不安定な性質をジャックスに語る。
***以下、エピソード3のネタバレ注意***
- この体が憎くて
「私ね、覚えておいて。自分が好きじゃなくてこの体が大嫌いなのよ。このバカげた取り外せないパーツも全て。私はいい気分になれるものを探したいだけ。」
実はズーブルは自己嫌悪に陥りやすく、そもそも自由自在にパーツを組み替えれる今の体が嫌だったのである。この体を捨てて理想の体を手に入れたい・・・それがズーブルの望みだった。EP3終盤、スケッチブックにスカートとブーツと思わしきものが描かれているが・・・?
作中における苛立ちや態度の悪さは、心と体の不一致が原因なのである。