「私の名はケイン!ここの舞台監督だ。」
「見たことがないような、アゴが外れて心臓が止まるほどビックリする代物をお見せしよう!!!」
CV:アレックス・ロション(オリジナル)菅原壮一郎(日本語)
概要
3DCGアニメ「The Amazing Digital Circus」に登場するメインキャラクターの1体。本作におけるアンタゴニスト(敵役)である。
正式名称は「Creative Artificial Intelligence Networking Entity」。謎のソフト「アメイジング・デジタル・サーカス」に搭載された人工知能であり、同ソフト内においてはサーカスの団長という設定のキャラクターを演じている。領域内に置いて彼はほぼ万能と言っても過言ではなく、テレポートやサイコキネシスなど、他のキャラクターにはない能力をもちあわせている。
スペック
性格
大げさなほどに陽気、重大な情報を隠したがる秘密主義、己の弱みを見せようとしない完璧主義・・・その本質は、無邪気なイタズラ好きというもの。彼にとってサーカスは、この上なく素晴らしいエンターテイメントであり、キャラクターとなった人間たちを第一優先で楽しませようとしている。一個人の為に冒険を創り出すほどに積極的なのである。
だが、その思考パターンはハッキリ言えば一方的なものであり、人間がサーカスを楽しまないハズが無いと本気で考えている。加えて、自分の理解が及ばない事態にはとにかくはぐらかそうとするが、うっかり口を滑らせるマヌケなところも。NPCには徹底して冷たいが、自身が人間とNPCを判別できなくなる事を何より恐れている。
そして何より、自分のアイデンティティーである冒険の提供を否定されると、「アメイジング・デジタル・サーカス」という世界そのものを崩壊しかねないエラーを引き起こす。
また、目玉がブルースクリーンになった状態で動きが止まったりする。
外見
おもちゃの入れ歯の中に碧眼と翠眼の目玉が浮いており、上の歯は眉毛の様に変形が可能。ついでに舌も出せたりする。ケインの頭部はチャタリング・ティースというゼンマイ仕掛けのおもちゃがモチーフである。
服装は黒いシルクハットにマゼンダに近い赤色のタキシード。また、Wacky Watch(ワッキーウォッチ)と呼ばれる謎のデバイスを所有しており、サーカス内での異変を素早く検知できる等の機能を持つ。
能力
前述のとおりケインは様々な能力を持っており、これ以外にも存在すると思われる。
浮遊 | 空中に浮かぶことが出来、また高速で移動が出来る。 |
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テレポート | 遠い場所でもすぐに到着できる。 |
早口言葉 | 利用規約を素早く読み上げる。 |
サイコキネシス | 自分より重そうなものも楽々と浮かせる。 |
ポータル | 別々の空間につながる穴を生成する。 |
修復 | バグに攻撃されたキャラクターを回復する。ただしバグ自体には不可能。 |
プロジェクト作成 | いわば世界の創造。地形・人物・文明などを創り上げる。 |
削除 | 特定の物を一瞬にして消す。 |
召喚 | 離れた場所にいるキャラクターを自身の目の前に引き寄せる。 |
彼が不可能と公言しているものに「マインドコントロール」があり、サーカス内でキャラクターがバグと化した時には、彼は地下室に追放するしか対処できない。また、百の目で監視していると語ってはいるものの、コレについてはワッキーウォッチに依存している可能性が高い。
キャラ関係
ティザーやグッズ宣伝などの動画で一緒に出る事があるが、意外にも本編での関わりは少ない。
キンガーに次いで付き合いが長く、彼女もケインの特徴を多少なりとも理解している。
サーカスのメンバーの一人。
サーカスのメンバーの一人。
語られていないが、付き合いがとても長いと思われる。
以前から冒険に参加してくれない事に焦っており、何とかそれを引き留めようとしている。
ボスと助手という間柄のコンビである。たまにバブルの行動に戸惑ったり怒ったりすることはあれど、基本的に二体はなかよし。
- 月・太陽
両者に愛されている。
- 女王ルー
彼女が治める王国では「神」として信仰されており、化身として2羽のハトと共にステンドグラスに描かれている。
余談
グースワークス氏によると、ケインはホラー小説「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」に登場するAllied Mastercomputer(AM)をモチーフとし、オリジナル版の声優であるアレックス・ロション氏が、とあるキャラのアテレコをした動画、Battle For Dream IslandのFour(BFB)から、ケインのキャラクター像へのインスピレーションを得ている。
イラスト
関連タグ
本編での活躍
以下、多少のネタバレが含まれます。
- EP1「パイロット」
新入りであるピエロのキャラにサーカスと案内と「ポムニ」という名前を付けた後、キャラクター達に今回の冒険「Gather in the Gloink」についての説明してどこかへと消えた。案内中にポムニが発見した出口について「デジタル幻覚」だとはぐらかしているが・・・?
- EP2「キャンディー運び屋大騒動!」
新しいAIを導入した冒険「Candy Carrier Chaos!」を発表。参加を拒否したズーブル以外のメンバーを、何かの事情があったのか有無を言わさず強制参加させた。
- EP3「ミルデンホール邸の謎」
ズーブルの為に今回の冒険を提供。しかしまたもズーブルが参加しない事に業を煮やしたケインは、それ以外のメンバーが冒険中の間に、2人きりでカウンセリングを行うが・・・?
- EP4「ファストフード仮面舞踏会」
前回に引き続きバイオレンスな冒険を展開しようとしていたが、前回の冒険でトラウマを植え付けられたポムニを気遣ったズーブルの指摘で、提案ボックスを設置していたことを思い出す。一通り読み終えたのちにガングルの案を採用し、キャラクター達をファストフード店「Spudsy's」へ転送した。