Level13(backrooms)
がらすのきょうき
コンサバトリーに似た建築物で、正確に言うと植物や椅子やテーブル、ポットといった家具や電化製品がある温室である。床材は真ん中に配置されたまっすぐな石の通路で構成され、小さな通路が枝分かれになっている。時々廊下間の分離が発生し、ガラス板もしくは木板で構成された壁によって分けられる。
全体的な建物は空に浮かんでいるように見えるが、浮く原理は不明である。放浪者から建築物の下に海や砂漠が広がっているという報告がされている。
稀に、植物が集中しているエリアに行くことがある。屋根に吊り下げられた写真や絵画の他、花束や鉢で満たされたテーブルや棚があり、フラワーショップのようである。
このレベルの食べかけの食事の皿は、アーモンドウォーターに毒素が入ったものであり、口にすべきではない。
年間を通して15~20℃を保っている。昼と夜のサイクルは
任意であり、一定期間を保つことはない。雨の成分はアーモンドウォーターのような香りがするものの、それがアーモンドウォーターかは建物の構造上確認ができない。
しばらく滞在していると、音楽が聞こえる。エンティティが関わっている可能性があり、攻撃する前に曲で放浪者を誘惑するらしい。
発見された出口は、他のグループや個人で出ようとすると、失敗することが証明されている。他の人と一緒にこのレベルに入ることはできない。
このレベル特有の心理現象。この現象は確率によって決定され、不運な人にしか見えない。アーモンドウォーターでも治すことができない可能性がある。殆どの放浪者がこの現象に遭遇する。放浪者が1つのガラスの壁を見ていると、広大な風景が視界に現れる。風景は放浪者からは干渉できず、未知の心理的崩壊を引き起こすとされている。
遭遇することは極めて稀である。Phyllodoce vitru
m(ワーム状のエンティティ)の一種はこのレベルにのみ生息している。目立たないように行動するが、害を受けるとサイズや質量が増えた攻撃形態に変貌する。この形態になると、被疑者を捕まえるまで追いかけるようになる。捕まった場合は捕食されてしまう。このエンティティの出所に対して、「レベル13に出現したワームがこの環境に適応して進化して誕生した」という仮説が立てられた。