人気若手俳優、速水もこみちさんが料理人として、毎日登場!アドリブ満載、自然体の料理コーナー、新感覚のキッチン・バラエティーです!!(公式サイトより)
概要
速水もこみちが視聴者からのリクエストに答えて料理を作っていくというコーナー…なのだが、視聴者からのリクエストを無視することがざらにある。
以下、例を挙げると…
- 弁当のおかずのリクエストに対してパンプキンスープといった、弁当箱に入れて持ち運ぶには不向きな料理を作る。
- 手軽に作れる料理のリクエストに対して「エシャロットやムール貝、ラム肉等、一般のスーパーではあまり見かけない材料」が使われるなど、家庭で再現するには一苦労する料理を作る。
- 「○○を使ったレシピが知りたい」というリクエストに対して「でも○○を使いたい」と全く別の材料を使った料理を作る。
また、リクエスト無視に留まらず
- やたらとオリーブオイルを使う(ココ重要)。調理時には言わずもがな。仕上げにもオリーブオイルをドバドバかける。最近ではごま油も使い始めている。
- 塩やこしょうなどの粉末の調味料をやたら高いところからファッサァー!と振りかける。かっこつけて一回転させることも。こちらは粉チーズのコマーシャルでも披露された。
...とかなりの破天荒ぶりで知られている。
ワイプではスタジオ内の映像が流れているが、出演者(と視聴者)達がその独創的な調理法に半笑いしていることは言うまでもない。
また、料理コーナーにもかかわらず、材料の分量が画面には一切表示されない。
ただしこれに関しては「忙しい朝に分量をメモするのは面倒」というプロデューサーの意向とのこと。現に公式HPやレシピ本にはきちんと分量が掲載されている。
BPOへの苦情
2017年2月頃、放送倫理・番組向上機構(BPO)に明らかに「MOCO'Sキッチン」を指していると思われる苦情が寄せられ話題になった。参考
なんでも
- 「料理一品に対して多すぎるのではないか」
- 「(オリーブオイルが)安価で簡単に手に入るものなのか疑問だ。視聴者の健康や家計などに配慮するべきではないか」
とのこと。
これに対してネット上では「オリーブオイルを使わないMOCO'SキッチンなんてMOCO'Sキッチンじゃない」、「離乳食でオリーブオイル肉団子とかもっとつっこむべきところがあるだろ」といった声が寄せられている。
コーナー終了へ
視聴率も好調で人気を博していたこのコーナーであったが、2018年10月よりスタジオを訪問したゲストを複数日かけておもてなしする「もてなしMOCO」にリニューアル。
その後同年12月に同コーナーを休止する形で朝ドラマ「生田家の朝」が放映されることになったため、視聴者からは打ち切りが危惧される事態となっていた。
そして2019年3月1日、司会の川島海荷、金曜パーソナリティの鈴木杏樹、速水もこみちの3人が同年3月29日の放送をもってZIP!から卒業すると発表。これにより番組放映開始から丸8年続いた同コーナーも終了した。
後継コーナーは「いただきます!日本全国朝ごはんジャーニー」。
「双方ネタに走り過ぎ」問題
このコーナーでは時折、投稿者のペンネームがアニメや漫画などの登場人物で、依頼するレシピも作品内でのエピソードが基になっているなど、明らかにネタだと思われるリクエストが投稿されることがある。
投稿する奴も大概だが、それを採用して悪乗りするスタッフも大概である。いわゆる公式が病気。
例を挙げると...
- 「八雲紫(24歳)」なる女性(?)からのリクエスト。(2011年8月29日放送)
- 『女友達3人と一緒に住んでいる。』とのこと。悪戯か偶然による事実かは不明。
- 「麩女子(29歳)」を名乗る女性からのリクエスト。(2014年4月8日放送)
- 「麩が大好きで周りから『麩女子』と呼ばれるほど」という解説をうけて、「間違いなく腐っているほうに引っ掛けたな」と、ネット上で話題となった。
- 「チルノ」からのリクエスト。(2015年1月23日放送)
- 年齢表記はなし。一人称が「あたい」でないうえにちゃんとした内容の文面だったため、あのチルノかどうかは不明。
- 「香菜(かな)」を名乗る女性からのリクエスト(2015年3月11日放送)
- 「チルノ」からのリクエスト。(2015年10月2日放送)
- しかも今回は17歳。一人称が「あたい」ではないため、あのチルノかどうかはまたしても不明である。
...などなど。
ちなみに以上はあくまで抜粋である。
放送形態に関する補足
本放送で「ZIP!内で月曜から金曜の朝7:55頃に放送」と定義されている事で、宮崎や沖縄といった「日テレの単独系列局のない地域では視聴不可能」と誤解される事があるが、実際はそうではない。
例えば、RBC琉球放送などでは「本コーナーを30分枠にまとめて再編集したバージョン」を放送したり、日テレ系列局でも自社制作のローカル情報番組内で本コーナーを再放送したりしている(RNC西日本放送の「every.フライデー」など)。
また、台湾のケーブルテレビ局「緯來日本」では「日本學問大」の1コーナー「速水茂虎道的食尚帥主廚」として、数回分をまとめて中国語字幕付で放送している。なお、冒頭のメール紹介部分はデザインをあわせた中国語画面へ丁寧に差し替え編集されている。
また、動画配信サービスのHuluでも動画配信を行っている。