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概要編集

機体編集

『M・L・ミーリ記念モスクワ・ヘリコプター工場』、つまりミル設計局で生み出された、Mi-4(シコルスキーS-55のような機)をベースにした輸送ヘリコプターである。改良する内に大型化・洗練され、またエンジンも双発化したりターボシャフトエンジンを採用したことで、原型とは全く違う外観になった。初飛行は1961年(原型機)。キリル文字ではМи-8と表記される。


歩兵24人を輸送できるほか、胴体後部にはカーゴドアを備えているため貨物も積み込みやすい。

輸送機として開発されたが、武装架を追加したり機関銃を据え付ければ戦闘ヘリ替わりにもなり、強襲作戦の支援にも使える。


共産圏で広く採用されただけでなく、アジア・アフリカ等を中心にその数は73か国にも及ぶ(wikipediaより。1967年に運用が始まって以来、現在に至るまで改良を続けながらも現役を務めている。無論、現在のロシアでも現役であり、陸軍の主力機として活躍している。


後継も同じMi-8系統の改良型で、エンジンを換装したMi-8MT(国内仕様)/Mi-17(輸出仕様)が存在する。当然ながらこちらも現役。

最近導入したタイによると、UH-60 1機の値段でMi-17なら3機買えるらしい。しかも輸送力ならMi-17の方が上。つまりはMi-17の方がお買い得という事である。


日本のMi-8編集

朝日航洋が輸入したが、設計基準が違うので旅客輸送の認可は下りなかった。ただ本来は重量物輸送に輸入しており、そういった目的に1980年~1993年まで運用していた。


他にもオウム真理教Mi-17を1機購入している。こちらは目的が目的なので飛行のための認可を受けておらず、日本で飛行する事はなかったようだ。


武装編集

乗降ハッチに機関銃を追加できるほか、機外に専用の武装架を追加すればロケット弾ミサイルで武装することも可能。ただその重量はヘリコプターの搭載力を喰い潰すため、普段は搭載しないのはもちろん、できれば武装架も取り外して運用している。


関連タグ編集

ヘリコプター

Mi-24 - Mi-8をベースに開発された強襲ヘリコプター。

UH-1 - 同時期に開発されたアメリカ機。もちろんこちらも現役。

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