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物語の根幹にかかわる重大なネタバレ注意!

「あなたは…誰…?なんで私に話しかけてくるの…?」

「……私は…。」

概要

OGASとはドールズフロントラインに登場するAIである。

古来からソ連にて研究、開発が行われており。その軍事的価値は測りきれないほどである。

そしてこれは、鉄血工造の傘ウイルスの大本である。

正規軍が追い求めているがその目的は不明。

使用用途すらわからない。

ちなみにOGASのロゴはソ連で実際に作られたAIのロゴと同じ、いわば実写である。ソ連のコンピューター研究所のサイトから実際のロゴを見ることもできる。

能力

これが持つオーガスプロトコルは機械及び装置の内部を自身が育成されやすい環境へと強引に作り変える力を持つ。傘ウイルスはこれの応用であり、エルダーブレインも利用していた。

しかしここには一つ問題点がある。スペック上、大半の人形や兵器はこれに完全適応できない。作中で無理してOGASを使用しようとしたM16A1は体に負荷がかかって一歩も動けなくなってしまった。それほどに強力なのである。

しかし、UMP45のようにOGASと良好な関係を築ければ負担はほぼなく、良いパートナーとなってくれるようだ。反面M16のOGASは要所要所でM16を惑わせており、そこまで関係は良くない。(でも能力は気軽に貸し出している。)

ちなみにエルダーブレインはどうにかOGASをコントロールしていたがこれに捨てられてしまうことにおびえていた。

劇中での行動

当初、名前だけならストーリー内にちょくちょく出てきていたが、とある人物に、身近な人の姿で語りかけてくるなど。徐々に物語にかかわってくる。個体や宿主ごとにタイプが変わるらしく。人形によって見え方が違っていた。また、OGASが分身となるのは「自分」や「親しい間柄の人物」であり、UMP45にはUMP40の姿で、M4には顔の無いM4の姿で、M16には悪落ちする前のM16の姿で話しかけていた。これは、OGASが宿主のマインドマップをエサにしているから起こる現象であり、UMP45だけはマインドマップを弄れない状態だったので別の人物の姿をかたどって顕現していた。

特にM4A1のOGASの彼女に対する執着はすさまじく、結構な頻度でコンタクトを取ろうとしていた。また彼女に謎の映像や声を聴かせており何らかのメッセージを送ろうとしていた。そのたびにM4に対して顔のないM4の姿でマインドマップ内に現れていた。周りにはOGASのロゴが散乱しており不気味な空間を作り出していた。

その本懐

彼女がM4A1に対して執着する利用。

それは彼女がOGASに完全適応できる唯一の人材だから。

M4A1はOGASに完全適応でき、その恩恵として人形ではありえないほどのスピードで移動する力や、電磁シールドを展開して攻撃を防ぐ能力、スーパーコンピューターもかくやという演算処理能力を手にすることができる。

しかしOGASの本当の願いは。現実世界の身体を手に入れること

完全に信用できる人物ではなく油断はできない。だが、OGAS自身はM4をパートナーとみなしており、彼女に危険が迫ると手助けをしてくれている。例えばM16のジャミングを防御したりナビゲーターとしてM4を安全地帯に退避させたりなど意外と世話焼き。本人曰くM4を守らなければ自分が危険になるかららしい。

ちなみに彼女、まだ完成体ではない。完成体になるためには鋼鉄製の球体データファイルのバラクーダノードなるものをすべて手に入れなければならない模様。(なお、一つはM16に奪取されている。)

本来の能力

「遺跡」強大な兵器を操り、遺跡の解除パスを自由に使える。これだけのシンプルな能力だが、劇中の全勢力が追い求めているだけありその力は計り知れない。

そして彼女はこの「遺跡」という施設自体の重要なカギとなっているらしい。カーター将軍はどうもこの施設にご執心のようで…。

ルニシア…手を貸しましょうか…?」

そして失格異性体を取り込んだ彼女は…

関連タグ

ドールズフロントライン

エルダーブレインM4A1(ドールズフロントライン)‥‥宿主。

とある廃基地・・・彼女が戻りたがっている場所。

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  • たったひとつの願い

    ドッペル・ゲンガー

    他人を知ることで自分を知る。 ────ゲーテ────
    10,847文字pixiv小説作品
  • メンタルギアサブジェクト

    『コジマ遺伝子あるいは人間の終焉』(1968)・下

    引き続きMemeでGeneでSceneな話のScene(1968, Science)編。ドルフロ全く関係ない話ですがOGASと「エリザ」が登場します。 裏話として、作中世界における歴史改変ポイントは1956年のダートマス会議で、「汎用の『考える』機械」(史実)ではなく「最適に『振舞う』機械」(作中世界)が完成された人工知能として定義されたところだったりします。トップダウン型アーキテクチャの前者が演繹的で合理論的ないしジョン・マッカーシー的な立場ならボトムアップ型アーキテクチャの後者は帰納的で経験主義的なレイ・ソロモノフ的な立場と言えるかもしれません。 1968年時点では4人の登場人物の他に今のところ史実から外れた話はほとんど無い(はず)です。リアリティにクソうるさい人間はどこまでも考証を詰める。唯一決定的に違うのは史実ではMIT人工知能研究所だった学際的研究組織が国立行動科学研究所という別組織になっていることでしょうか。 ……ところでドルフロ以外でOGASが登場する作品ってどれぐらいあるんだろう。「エリザ」(eliza, 普通はイライザと読む)が登場する作品はまあまああるけど。(物凄くヤボで無粋なこと言うとドルフロ作中に出てくるOGAS SYSTEMなる表記はRAS症候群記法なのでこっちではOGA Systemと呼ばせています。) ・ハル・アンダーソン アメリカ合衆国コネチカット州出身。行動主義心理学者。名前の由来はMemeでGeneでScene/Senseな某作品のハル・エメリッヒとさらにその名前の元ネタとドナルド・アンダーソン。それと日本人っぽい英語男性人名。 ・マリカ・コリチェネビ/コジマ・エイ ソビエト連邦ウクライナ人民共和国ポルタヴァ州出身。名前の由来はMemeでGeneで(以下略)のコジマ・カミナンデスとさらにその名前の元ネタ、及びアナルコキャピタリスティックなハイスピードロボットアクションに登場する緑色に発光する粒子の発見者。やっぱり日本人っぽい名前を意識している。コリチェネビはウクライナ語で茶色の意味。アメリカに帰化した亡命科学者に「茶色」の意味を持つ姓の人がいましたよね……と思ったけどストレンジラブのモデルはヴェルナー・フォン・ブラウン(ロケット工学者)じゃなくてジョン・フォン・ノイマン(計算機科学者)だった(後で気付いた)……スラブ系姓のサトウにでもしとけばよかったかな。
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