概要
海外のデベロッパー「Thomas Moon Kang」による、デッキ構築型ローグライクアクションゲーム。
独自のバックボーンを持つ8人の主人公が、それぞれの思惑からエデンと呼ばれる地を目指す。
2020年3月にSteamで配信開始。後にSwitch、PS4でも配信された。
難度は高めだが、敵の攻撃を巧みにかわし反撃に繋げていくアクション、アーティファクトやスペルの組み合わせを試行錯誤する戦略性の高さ、ランダム故つい繰り返し遊びたくなる仕組み等は高く評価された。
Steamでは数千件のレビューに加えて「圧倒的に好評」の総合評価を得ている(21年9月現在)。
なおストーリーやキャラ設定は、短い台詞やテキストからわずかに読み取れるのみで、冒険の経緯や何故エデンを目指すのか等は作中では語られず、その多くがプレイヤーの想像に委ねる形を取っている。
ゲームシステム
ゲーム開始時に8人の主人公の中からプレイヤーキャラとなる1人を選ぶ。
選ばなかったキャラは各ステージのボスとして出現する。
マスで区切られた4x4の陣地を縦横に移動しながら、武器やスペルで敵を撃破し、ステージを攻略していく。ステージクリア毎に冒険を有利にするアーティファクトやスペルをランダムで入手できる。また道中にはショップがあり、敵を倒して得たクレジットで買物ができる。
プレイヤーはアーティファクトやスペルを上手く取捨選択しながら、デッキを強化していく。
各ステージの終わりにはボスが待ち構えており、戦いに勝利すれば殺すか見逃すかを選べる。
この時の選択によって終盤の展開が変化する。
ローグライクの名が示す通り、冒険は一発勝負でゲームオーバーになれば始めからやり直しとなる。ただ冒険で得た経験値に応じて、新しいアーティファクトやスペル等の特典が解禁されるので、多少は有利になった状態で次の冒険に臨める。
最奥のエデンに到達し、そこで待ち受ける運命を乗り越えればゲームクリアとなる。
登場人物
※紹介文はキャラクター選択画面のテキストから引用
プレイヤーキャラ
サフロン | レヴァ |
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すべてのスペルを使いこなす軍事学者。 | 無辜の民を護るため、盾を扱う騎士。 |
ガンナー | セリシー |
問題はすべて銃で解決する、腕利きの傭兵。 | 自称、北国の女王。 |
ヘーゼル | テラ |
危険なものばかり作る、Hexawanのエンジニア。 | 破壊活動が好きな新世界のリーダー。 |
シソ | ヴィオレット |
裁判官にして陪審員、そして処刑人。 | 完璧に演奏しながら戦う、優雅なバイオリン奏者。 |
NPC
ショップキーパー |
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金の力で、エデンへの道を切り開く。 |
余談
- 開発者のThomas氏はインタビューにおいて、『ロックマンエグゼ』や『Slay the Spire』他多数のゲームから影響を受けていると語っている。戦闘画面のレイアウトや、スペル(エグゼでいうチップ)を集めデッキを組む概念等、随所にそれと思わしき要素が見られる。
- プレイヤーキャラの一人サフロン(金髪の少女)のデザインは、『ロックマンゼロ』のシエルと『STEINS;GATE』の牧瀬紅莉栖からインスパイアされたとのこと。