基本情報
初出 | DDR SuperNOVA2 |
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作曲者 | αTYPE-300 |
ジャンル | SUPERNOVA2 BEAT #1 |
bpm | 75~300 |
DDR難易度 | BEGINNER | BASIC | DIFFICULT | EXPERT | CHALLENGE |
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シングル | 3/7 | 7/11 | 8/14→15 | 9/15→16 | 10/18 |
ダブル | -- | 7/12 | 9/14→15 | 10/17 | 10/18 |
※難易度表記は『旧基準10段階/新基準20段階』で表記。
※DDRX2からDDRX3への移行に際し難易度が変更されている。
IIDX難易度 | BEGINNER | NORMAL | HYPER | ANOTHER |
---|---|---|---|---|
シングル | -- | 7 | 11 | 12 |
ダブル | -- | 8 | 11 | 12 |
概要
SuperNOVA2における最終ボスに位置する1曲。
2006年8月の『DDR復活記念祭』においてjunの『PARANOiAのリミックスを作る』という公言の元できた楽曲。
ハッピーハードコアを得意とするjunのイメージとは裏腹に、出てきたのはMOTHER2のギーグを髣髴とさせる禍々しいムービーとそれに勝るとも劣らない禍々しい曲調。
曲名の通り冥府の王ハーデスを想像した――どころか『ハーデスを恐れながら作った』とはjunの談。
シリーズが進むにつれダンスゲージの減りが緩くなった結果難易度を落とすボス曲が出たが、この曲だけは登場当初の難易度を保っている。
この曲の全体的な矢印密度は並大抵のものではなく(特にDIFFICULT譜面は初出となった2007年以降現在に至るまで最難関曲の座を未だに譲っていない)、従って曲全体にゲームオーバーの危険が潜むのである。
やっぱりjunはドS
まずはPARANOiAの難易度と比較していただこう。
旧10段階表記 | 新20段階表記 | ノート数 | ジャンプ数 | |
---|---|---|---|---|
PARANOIA (シングルEXPERT) | 8 | 11 | 319 | 23 |
PARANOIA ~HADES~ (シングルDIFFICULT) | 8 | 15 | 457 | 114| |
旧表記だと同じなのに新表記だとなぜか4レベルもの差が開いている。
それなのに旧表記では『同じレベル』と言い張っているのだ。
(そもそも20段階表記は旧最高難易度『Lv10』にも激しい差がある為に考案されたとされる。Lv.9以下は「旧レベル×1.4=新レベル」、Lv.10以上は「旧レベル×1.5=新レベル」の公式で求められる数値が目安と言われているため、旧Lv10で最低クラスに位置する新表記はLv15となる)
譜面配置は凶悪の一言に尽きる。どのように凶悪かというと、序盤に実質150bpmの8分ジャンプ3~5連が実質16分3連を挟みつつ延々と続き、低速地帯に入るまで飛ばされ続けるのである。終盤にも滝が待っており、これも凶悪なのだが、DIFFICULTとしては狂気とも言える初見殺しぶりの前にはその印象も霞む。
これにより、『Lv8』という表記だけ見て『中級者卒業クラス』と勘違いしてこの曲を選び、見事に騙されて即死する『難易度詐称』の被害が相次いだのである。
IIDXでもjunがドSに・・・?
当時はデフォルトのOne more extra stage専用で登場したため、その頃のEXTRA専用曲「Time to Air」で好成績を残さないと出現しなかった。
ワンモア曲という特別な位置にいたため、この曲を呼び出せた場合は当然のように強制的にハードゲージで挑まされる(尤も、このシステムはIIDXの伝統のひとつだが・・・)。
シングルANOTHER譜面は中盤に1鍵の軸押しや2鍵の裏軸押しがあってBADハマリを誘発させ、その後に低速へ突入するがその低速は鬼畜そのもの。前作の通常ワンモアだったFascination_MAXXと違って低速は一転してややこしいリズムに変化するため、低速なので譜面が非常に見づらくなりやすいこともあってミスが目立つわゲージの回復は出来ないわでゲージ減少量の大きいハードゲージは一気に溶け、多くの挑戦者が散っていった。速度の変化そのものはDDRと同じなのが幸いか。
また、HYPER譜面も数少ないレベル11の1曲であり、やはり低速は見づらくそこで死ぬ人は多かった。特にHYPER譜面は現在もクリアレートがワースト上位クラスの難しさなので気を付けておきたい。
要は主な殺し要素がゆっくりしんでいってね!である。流石はドS・・・。
ムービーはDDRと同じなので、ギーグのような禍々しいムービーも健在。IIDXでjunが関わる曲のムービーはRoots26の登場するキャラが多かったり汎用ムービーも曲に似合うものが多いのだが、この曲に限っては逃げ場がないも同然かもしれない。流石はドS・・・。
だが近年のインフレした譜面に比べればこれがめちゃくちゃ難しいワケではない。低速慣れしていないせいで難しい(オマケに初見殺しでもあった)という印象が強くなりすぎたので、これぐらいの低速に動じなければ相応の強さはあると言えるだろう。良くも悪くもプレイヤースキルが問われる程度に落ち着き、ハイスピードオプションのシステムが変わったのもあって昔のバージョンやDDRほどの脅威はなくなっている(それでも慣れていないと中盤の低速地帯はハイスピードを弄らなければG59そのものだが・・・)。
関連タグ
HADES(BEMANI) ←似て非なるもの