概要
アイテム番号:SCP-161-JP
オブジェクトクラス:Keter
病原が発見されていない未知の病であり、「SCP財団」という団体によって「SCP-161-JP」という仮のNo.が振られている。しかも患者数が増加傾向にあり、今のところ有効な治療法はない。
患者に伊ることについて教えようとして、「伊る」の読み方を伝えても、不思議なことに「伊る」を教える数時間前に脳の記憶が戻ってしまう。そのため、財団は患者に「伊る」を意味する言葉を読んだり、見せたりしないようにという通達を出している。また、財団がユネスコと連携を取り、伊る動作の関わる文化を超長期保存する計画を立てている。
伊るとは
例えばバレリーナが片足立ちで回っている場合は伊っていることが多い。能にも動作があり、能楽師が扇を持ち、舞台上を歩きながら伊っている場面が多くみられる。
他にも様々な武道やスポーツなどでも見られる動きでもある。ユネスコ(国連教育科学文化機関)にも、伊る動作のあるこれらの文化を保存しようとする動きが見られる。
また、類似する病が出現し、「眠る」「食べる」「佐う」といった動作まで認識できなくなってしまうと大変危険である。このため、財団はSCP-161-JPへの早急な対策が必要であると訴えている。
伊るや佐うなんて言葉は聞いたことないって?何を言っているんだい。君もやっていたじゃないか