概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場する怪奇現象。
このオブジェクトは19■■年に放映された『Bobble the Clown(ピエロのボブル)』というピエロのキャラクターが登場する子供向け教育番組……と言うより、子供でなければ視聴ができない。
このオブジェクトは10歳未満の子供でなければ視聴が不可能。と言うのも、10歳以上の人間が視聴しようとすると、番組開始と共に激しい頭痛に襲われ、番組終了までに意識を失ってしまう。
つまり物理的な意味で視聴ができないのだ。
そして一番の問題は、その番組内容。
ピエロのボブルが子供達に教えるのは世の中の常識や生活の基本知識などという優しいものではない。
その内容は人肉の調理法や致命傷を与えない拷問方法、人間の殺し方という殺人鬼でも育成するのかと言わんばかりのグロシーンのオンパレード(原文の報告書ではこれ以外にもう一つ記載があったが削除されている)。
当然こんなおぞましいものを見せられた子供達が平気でいられる訳がなく、視聴した子供達は漏れなく精神に重大なダメージを負わされたり統合失調症を患っており、財団が動く所となった。
「こんなオブジェクトがsafe扱いとかおかしくね?」と思う方もいるかもしれないが、20■■年以降このオブジェクトは『プロトコル・ユプシロン・ベータ3』という装置を用いて全ての放送を傍受する事によって収容に成功している。
しかし、この番組が発信されているソースは未だ掴めておらず、ボブルがどこからやって来てどこへ行くのかも分かっていない。
さらに後述の『おかえりボブル!』の放送によって財団職員一名の消息が絶たれており(内容からして恐らくボブルに殺害されている)、オブジェクトクラスをsafeからEuclidへ格上げする事が検討されている。
放映されたエピソード
- ボブルのキッチンサプライズ
場所はアメリカの小さな街。ボブルは街の住民一人を彼の自宅へと連れ去り、そこで人肉の調理法を解説しながら市民の皮を剥いで内臓を取り出し、実際に調理して見せる。
- 都会でボブル
場所はアメリカの大都会(恐らくはニューヨーク)。
蚊取り線香などを用いて誰にも発見されないよう放火する方法を解説し、番組の最後に大きな建物に火を放ってボブルは立ち去る。
そして番組が終わるまでの3分間、燃える建物が映されるのと同時に悲鳴が聞こえてくる。
- ボブルの卑劣土曜日
場所はビッグベンが見える場所なので、恐らくロンドン。
放映時間の大部分が一人の女性に忍び寄るシーンで、彼女が自宅に着くや肉切り包丁で殺害してしまう。
番組の最後、ボブルが群衆に紛れて見つからないようにする方法を教える。
- ボブルの真相解明
場所は捕虜収容所。
ボブルは捕虜に無意味な質問を繰り返しながら拷問をし続ける(拷問を受けた捕虜は恐らく死亡したと思われる)。
本エピソード内でボブルは致命傷にならない痛めつけ方を視聴者に教えている。
- ボブルはあなたが嫌い
場所は何もない部屋。
番組開始から終了までの30分間、ボブルは椅子に座りながら怒りの表情でこちらを睨みつけている。
- ××野郎 ××野郎 ××野郎
場所はSCP-993の録画が保存されているサイト■の映像記録室と思われる部屋。
ボブルはいくつかのSCPの収容違反を引き起こす方法を怒りながら説明しており、さらにそれらのオブジェクトの収容に関わっている研究員の殺害方法や彼らの日課、習慣を教えている。
この時、アニメ化された■■博士がボブルの背後を横切っており、さらに■■博士もSCP-993の記録室を通り過ぎていた事を話している。
- おかえりボブル!
本オブジェクトの作者によって追加されたtaleに記載された番組。
場所は■■博士のオフィスらしき部屋。
部屋に現れたボブルに驚いた■■博士が15分程ボブルと話をしている(内容は聞き取れない)。
15分後、■■博士は拳銃をボブルに向けて発砲するが無意味に終わり、対するボブルは■■博士を肉切り包丁で手足を切り刻み、鼻や耳を削ぎ落としていく。
なお、■■博士はこのエピソードが放映される前日に行方不明になっている。