概要
かつて学校図書が中学校向けに発行していた英語教科書で、2008年時点の採択率(シェア)は8.7%。文部科学省検定済教科書を発行している6社中では第4位だった。中学校用の英語教科書は第1位の東京書籍『NEW HORIZON』および三省堂の『NEW CROWN』・開隆堂の『SUNSHINE』の3社で85%と言う寡占市場のため下位3社は団子状態となっている。
1978年に発行を開始した際は秀文出版が発行元となっていたが、同社が英語教科書から撤退した際に学校図書が発行を引き継ぎ2016年度版を最後に撤退(〜2021年3月)。2021年度以降は入れ替わりに啓林館の『BLUE SKY』が新規参入している。
登場人物
『NEW HORIZON』と並んで改訂ごとに登場人物の入れ替わりが激しい(メインイラストは2001年度版の伊藤彩ら4名)。2016年度版のメインキャラクターは佐藤大翔(ヒロト)と吉田未来で、2016年度版のALTはアメリカ人のジェシカ・アレン先生。アメリカ人ALTは2代前(2006年度版)のジーナ・ベック先生以来である。
2012年度版のメインキャラクターは加藤七海と矢田拓の2人で、英語教師(ALT)はカナダ出身で眼鏡っ娘のジェニファー・ホール先生らが登場していた。ホール先生は白衣と眼鏡のせいで英語よりも理科を教えていそうな雰囲気である。ちなみにホール先生の妹はエレンと言う名前だが、彼女がブームになるのを予見していたかどうかはわからない。
ジェニファー・ホール先生の妹のエレン・ホール。日本の大学に留学して日本語を学んでいる。
2012年度版は塗りが単調ながら味のあるキャラクターデザインで定評があり、特にドイツ人のエマ・ホフマンとインド人のマヤ・バット(Maya Bhatt)は密かに人気だった。2016年度版にはマヤの実質的な後継キャラクターとしてシーマ・グプタ(Seema Gupta)が登場しており、インド人の女子生徒を必ず1人登場させるのがお約束になっているらしい。