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英語教科書

えいごきょうかしょ

英語の授業で使用する教科書。
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概要

日本の中学校高等学校で使用される英語教科書は原則として文部科学省が4年おきに実施する教科書検定で合格したものが使われている(一部の進学校では検定教科書以外のハイレベルな教材が使用される場合もある)。英語教科書で話題になるのはほとんどが中学校で使用されるものであり、高校の教科書および小学校高学年の外国語教育(正規の授業ではなく、英語以外の言語を扱う場合もある)で使用される教材が話題にのぼることは少ないため、ここでは中学校用に絞って解説する。

特徴

数ある教科の教科書の中でも異例ともいえるのが設定が付いた登場人物がいる事である。
地域によって採用している教科書が異なっても英語教科書はこのキャラクターだったと記憶に残る人が多い。
これは中学英語教科書が基本的に会話をメインとしている事に着目したことから登場人物を設けて設定が付加されたという。
時代の流れによってはキャラクターの絵柄にも違いがあったりする。国際社会を意識しており、日本人だけではなく英語が公用語のアメリカ人・アジア系(中国・韓国・インドetc…)と国や人種が異なる登場人物もいる。
NEW HORIZONの様に、これまでの教科書になかったタッチで描かれた登場人物が注目される事がある。

世代別に違いがある事も多々あるのでpixivでも同名のキャラクターでもタッチが異なるイラストが散見される。


種類

2015年に実施された教科書検定で合格し、2016年度から使用されている中学校向けの英語教科書は以下の6種類である。

NEW HORIZON

東京書籍の『NEW HORIZON』は、1966年に刊行を開始した。2016年度の採択率(シェア)は33.8%と2位以下を大きく引き離しており、全盛期には50%近いシェアを誇っていたこともあるトップブランド。同名の英和辞典および和英辞典、ニンテンドーDS用ソフトなども発売されている。

他社と異なり改訂のたびに登場人物が入れ替わっているが、新規に登場した人物も旧版に登場した人物と何らかの関わりを持っている場合が多い。例えば、2016年度版で登場したエレン・ベーカー先生の教え子の1人は2代前のアン・グリーン先生の親戚で、1代前のメアリー・ブラウン先生はエレン先生と同じボストン出身の友人同士である。

NEW CROWN

三省堂の『NEW CROWN』は1962年に高校用の『CROWN』の姉妹版として刊行を開始した『JUNIOR CROWN』を前身とする(三省堂の英語教科書参入は1949年の『Tsuda New Readers』が最初で、その後は『New Vista』や『The Sun』を経て『JUNIOR CROWN』に統合された)。1970年代から80年代は『NEW HORIZON』としのぎを削っていたが、次第に水を開けられ2016年度のシェアは24.2%と6社中3位に転落している。

中学生に親しみやすいよう漫画的な挿絵や3年間を通した登場人物の設定を取り入れたのは『NEW CROWN』が最初とされている。メインの登場人物は1980年代から加藤健(ケン)と田中久美(クミ)、丘大輔先生で固定されており、その他に留学生や健と久美がホームステイで外国を訪れた際の登場人物としてアメリカ人のトム・ブラウンや中国人の楊美玲(ヤン・メイリン)、ケニア人のムカミ・カマウらが登場するがメインの3人以外は年代によって少しずつ入れ替わっている。ALTはイギリス出身のルーシー・ブラウン先生が主に登場しており(「Brown」は「Smith」と同様に英語圏では日本の「鈴木」や「田中」と同じようなよくある名字なので他社と被っていても気にしてはいけない)、過去の版ではアメリカ人のパット・ミラー先生も登場していたがどのALTも他社に比べると出番が少なくキャラが立っていない。

SUNSHINE

開隆堂出版の『SUNSHINE』は1987年に刊行を開始した。長らく3位をキープしていたが、2016年度のシェアは24.8%と『NEW CROWN』を抜いて2位に躍り出ている。開隆堂の英語教科書は1949年に刊行され全盛期は8割のシェアを誇っていた『JACK AND BETTY』以来の伝統があり、1970年代には競争激化のため『NEW PRINCE』へリニューアルしたが長期低迷を打破すべく『SUNSHINE』へ再リニューアルしている。

メインの登場人物は佐山由紀と林武史で、他に英語教師(ALT)としてカナダ出身で英語/フランス語バイリンガルのケイト・ウッド先生やイギリス人男性のブラウン先生など。由紀(特に2006年度版)は2016年に『NEW HORIZON』のエレン先生が爆発的ブームを起こすまでは「英語教科書のヒロイン」的なポジションのキャラクターだったが、イラスト担当者と合わせてデザインが変わるので版が変わると同姓同名の別人にしか見えない。

TOTAL ENGLISH

学校図書の『TOTAL ENGLISH』は2008年時点でのシェアが8.7%で6社中第4位となっている。1978年の刊行開始当初は秀文出版が発行元となっていたが、同社の撤退により2001年以降は学校図書が発行を引き継いでいる。

メインキャラクターは2006年度版が小野亮と伊藤彩、2012年度版が矢田拓と伊藤七海、2016年度版が佐藤大翔(ヒロト)と吉田未来に交代しており『NEW HORIZON』と並んで入れ替わりが激しい。

編集方針として世界各国の民族文化の紹介に重点を置いており、2012年度版ではインド出身の留学生が初めて登場したのを始め、2006年度版ではニュージーランドのマオリ族など他の教科書では余り見られない設定の人物が登場したこともある。過去にはアメリカ出身のジーナ・ベック先生やカナダ出身で眼鏡っ娘ジェニファー・ホール先生らが登場していたが、2016年度版ではアメリカ出身のジェシカ・アレン先生に交代している。

エレンちゃん可愛い


2012年度版に登場していたホール先生の妹はエレンと言う名前だが、もちろん4年後に登場した彼女とは関係ない。

ONE WORLD

教育出版の『ONE WORLD』は2008年時点でのシェアが4.8%で6社中第5位となっている。上位版に高校用の『New ONE WORLD』があり、他の教科書に比べてインターナショナルスクールやホームステイ、海外留学先のシチュエーションが多いのが特徴。

メインキャラクターは男子生徒の谷健太がずっと登場しているのに対し、女子生徒は何度か交代しており2016年度版では小野あやかが登場している。留学生の顔触れも頻繁に入れ替わっており、過去の版ではアメリカ人のニックやブラジル人のマリアらが登場していた。2012年度版ではニューヨーク出身のボブ・ウエストとシンガポール出身のメイ・リーの2人となっている。この2人は2016年度版でも引き続き登場しているが、新たに韓国出身のキム・ジンが加わった。ALTはかなり以前の版からからオーストラリア出身のキャシー・キング先生が続投している。

COLUMBUS21

光村図書の『COLUMBUS21』は1993年に『COLUMBUS』として刊行を開始した最後発の教科書で、2008年時点のシェアは1.9%で6社中第6位だったが、小学校高学年用教材『ジュニアコロンブス21』との連携をアピールして都市部では徐々にシェアを伸ばしているらしい。

2012年度版まではアメリカのカートゥーン風のデザインだったが、2016年度にデザインを一新して少女漫画風の絵柄になった。が、時期が良くなかったため今一つ話題になっていない。2016年度版のメインキャラクターは2012年度版とほぼ同じ顔触れで、斉藤拓馬(タク)、清水亜矢(アヤ)、アメリカ人のティナと弟のニック、韓国出身のミンホらが登場する。ALTはオーストラリア出身のブラウン先生。他の教科書に見られない特徴としては、韓国からの留学生が必ず登場する、メインキャラクターが2年以降で堂々と恋愛を始めるなどの要素が挙げられる。

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