カナ表記はティーラ。
概要
『Masters of the Universe』シリーズは1981年にアクションフィギュアとしてスタートし、1982年にはDCコミックスにおいて新たな設定と共に再編され、TVアニメーションはDC版の設定を基に1983年からスタートしている。
DC版に対し、それ以前に発表されていた(いわば旧設定の)全四巻のミニコミックは、『mini-Eternia』もしくは『savage Eternia』と呼ばれ区別されているが、その第一巻に当たる『He-Man and the Power Sword』から登場している最古参キャラクターの一人が、女戦士ティーラ(Teela)である。
ただしフィギュアとしてのティーラが商品化されたのは第一シリーズの後半になってから。
1982年、エピソード『The Tale of Teela!』においてティーラの出生に関する設定が確立された。
設定
ティーラはエターノス宮殿の警備を司る衛兵隊長であり、幼馴染であるアダム王子の護衛と武術指南役を兼任している。
善良で心優しいが頼りないところがあるアダム王子に手を焼いており、ヒーマンの正体がそのアダム王子であることには気づいていない。
共に王家に仕える将軍であり科学者でもあるマン・アット・アームズことダンカンがティーラの父親である(ヒーマンの正体を知っている数少ない人間の一人でもある)が、実は二人には血のつながりはなかった。
ティーラの真の母親はソーサレス・オブ・グレイスカル、ヒーマン(およびシーラ)に力を授けたシリーズの重要人物である。
かつて悪の帝王スケルターがソーサレスを捕らえ、彼女のクローン体を作り出し、ソーサレスと同等の力を持つ邪悪な女神として育て利用することを画策したが、若かりし日のダンカン将軍がスケルターの陰謀を阻み、ソーサレスと共にクローンの赤子を救出した。
ソーサレスはこの赤子をダンカン将軍に託し、ダンカンの娘として育てられたのがティーラである。
後に「グレイスカルのソーサレス」の跡目を継ぐことになるが、この辺りの設定は新作が発表されるたびに細かく修正されている。