どんな手を使ってでも勝つ邪悪な男、それが寄成ギョウ!
The邪悪、それは他者を意のままに操って陥れることすらためらわない存在。
効果
The邪悪寄成ギョウ |
SR 水/闇/自然文明 コスト11 |
クリーチャー:ジュラシック・コマンド・ドラゴン 12000 |
T・ブレイカー |
相手のクリーチャーが出て、その能力がトリガーする時、かわりに自分がその能力を使う。 |
相手のターンのはじめに、クリーチャーを1体、相手の墓地から選んでもよい。そうしたら、相手はそれをタップして出す。 |
概要
『20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST』にて登場したクリーチャー。
コスト11と非常に重く、後述の効果も相手のデッキ次第で腐ってしまう為、使いどころが難しい1枚。
召喚コストの重さはドラゴン故に踏み倒し手段が多く、また相手の踏み倒しに反応して出せる流星のガイアッシュ・カイザーの軽減効果を受けられる。
他にはミステリー・キューブの様な不確実ながらもノーコストで出せるカードが存在し、コマンド&ドラゴンなので竜魔神王バルカディア・NEXを出す【退化】の戦術とも相性が良い。
そして肝心の効果。
相手クリーチャーの出た時に発動する効果を、自分が使うという破格の効果。
地封龍ギャイアの様な、『出た時』効果を指定したメタではなく、出て効果がトリガーした状況で発動する置換効果。要するに『出た時』の効果メタに引っ掛からないゼニスの『召喚時』効果にも対応する。
ただし、斬隠蒼頭龍バイケンの効果は、ハンデスをトリガーに発動したバイケンの置換効果なので、「置換効果は連続しない」ルールによって対象外。
当然ながら、出た時に発動する効果持ちが相手デッキに無いと機能しないが、天災デドダムを筆頭にデッキを動かす様な効果も少なくないので、場合によっては凄まじいアドバンテージを独占できる。
その一方でこの置換効果は強制であり、奪った効果が任意で発動するものならいいが、怨念怪人ギャスカの様な効果なら目も当てられない。
第2効果は相手クリーチャーの蘇生。
狙ったクリーチャーを蘇生させ、第1効果で効果を奪う事が可能。
相手ターンで蘇生させるので、進化元等何らかのコンボの起点に使われるリスクはあるものの、タップ状態で出すので一先ず攻撃要因には使えない。
そしてターンを強制終了させる終末の時計ザ・クロックが相手の墓地にあれば、ザ・クロックを対象にする事で相手ターンを強制終了させ続ける凶悪ロックが完成する。
他には相手クリーチャーが出た時に反応する革命目ギョギョウとのコンボに使える。
全体的にサイズ等癖が強いが種族が優秀であり、相手のデッキを序盤で見極めれたら、最悪3色のマナ基盤として使える。
余談
盤外では卑怯卑劣を地でいくが、デュエマでは極めてガチなデュエリスト、寄成ギョウが描かれたカード。
再録時にはメイン画像の様な5つ首のドラゴンになって登場、胴体は本気を出したギョウの顔を象っている。5つの首を持つのはVSでのギョウの切り札五邪王ニガ=ヴェルムート、胴体に顔を持つのは協力者邪藩牛次郎の最後の切り札伝説の正体 ギュウジン丸がモチーフだろう。
置換効果は相手のカードを奪う作中の行動から、タップ状態で出すのは永遠のリュウセイ・カイザーによるロック効果で、相手がデッキ切れになるまで甚振り続けた展開が元ネタか。