概要
のっぺりした白い仮面と、蜘蛛の様な毒を持った昆虫を連想させる不気味な髪型が特徴。
設定がアニメと漫画で大きく異なる。
原作
一人称は「僕」で、語尾に「〜ニョロ」と付けて話す。
トラックに轢かれそうになった勝太を助け自ら大怪我を負うが、それにもかかわらず勝太を咎めない仏のような性格。
デュエマのティーチングを通して勝太の仲間になる。
後述のアニメ版のような悪事は行っていない。
アニメ
CV:速水奨
デュエマ甲子園の京都代表デュエリスト。一人称は「ワシ」若しくは「ワイ」。
「VS」での直接登場は他のキャラクターよりも遅いが、オープニングではラストにて勝太の前に本来の姿を晒した状態で凶悪なインパクトを見せ付ける等、非常に印象深い存在となっていた。
常にふざけているような態度をとり京都弁で話す等、普段は道化師の様におどけているが、その本性は残忍かつ卑劣な性格で、既に勝ちが決まった勝負でも相手をいたぶり続ける上に最も屈辱的な形で敗北に追い込む等、非道な行いそのものに喜びを見出している危険極まりない快楽主義者である。
勝つ為に手段は本当に一切選ばず、事前に相手を弱らせるどころか、命の危険に晒しかねない程の妨害工作をする事も厭わない主義で、実際に勝太やルシファーは、毒を打ち込まれて瀕死寸前にまで追い込まれている。
かつて勝太の兄である切札勝舞に敗れた邪藩牛次郎と結託しており、ギョウが邪魔者相手に打ち込んできた毒は、全て彼の製作したものである。
尤も、躊躇の無さに関してはギョウの方が上で、ルシファーの心臓に負担をかける為に植物園の温度を上げようとした際、一応牛次郎はルシファーが死んでしまう危険性を忠告している。
その後も倒れたルシファーの病室に喪服姿で菊の花束を携えて訪れるという洒落にならない嫌がらせを行うとともにカードを盗み、牛次郎から授かった新たな切り札と共に準決勝で勝太を追い詰めるも、嫌がらせを目的としたデュエルを薄っぺらいと評され、敗北。悪行の報いか、決定戦を行うこと無くデュエマ甲子園での成績は四位となった。
本気になると、何らかの薬物を服用するドーピングによって筋肉質な体格へと変化し、普段の白い仮面も外して、派手な化粧を施した素顔を見せる。
続編のVSRで引き続き登場。それ迄の非道な性格は"侵略"カードとの戦いでの完膚なき迄の敗北で鳴りを潜め、原作の様に物腰と勝太に対しての対応が丁寧かつ優しくなり、勝太への呼び掛けも君付けになる。
……が、大方の視聴者の予想通り、それらは全て勝太に復讐する為の演技であり、月での勝太と勝舞のデュエル中、密かにドームに穴を開ける等の暗躍を続け、終盤に偽の妹(牛次郎の作ったロボ)を人質に取られた振りをしてデュエルをし、勝太が自分から負けるよう仕向け、真実を暴露し勝太を絶望の淵に叩き落した上で牛次郎が勝太をミサイルで始末しようとした。
しかし、割って入ったデュエわんこによって失敗し、その正体がルシファーだと知ると同時に鉄拳制裁を受け、勝太の敵討ちとしてデュエマを挑まれる。
デュエマ甲子園会場を模倣したと思われる場所を移し、ルシファーが毒によって倒れた映像を流す等の手段でルシファーを煽りながらデュエルを開始。ルシファーのタイムストップデュエルを封じ優位に立つが、革命0トリガーによってミラクル・ミラダンテが召喚された事を皮切りに形成が逆転。
改めて発動したタイムストップデュエルによってSトリガーすらも封じられ、敗北。一年越しの3位決定戦ともいえる勝負の結果、名実ともに四位となり、用済みになったと自らどこかへ去っていった。
変わらず悪党ではあったが、ルシファーとのデュエル中、S・トリガーのクリーチャーを『こいつを出せば逆転できるんや!』と必死につぶやき、去り際にワラマキから『デュエマは楽しかっただろう?』と問われて静かに笑みを浮かべるなど、純粋にデュエマを楽しむという意味では僅かながらに勝太の影響を受けていた節がある。
使用デッキ
サソリ同様ビーストフォーク號とジュラシック・コマンド・ドラゴンを中心としているが他の4文明も組み込まれた全色デッキとなっている。
切り札は「邪帝斧ボアロアックス/邪帝遺跡ボアロパゴス/我臥牙ヴェロキボアロス」、「龍覇ザ=デッドマン」、「侵攻する神秘ニガ=アブシューム/五邪王ニガ=ヴェルムート」など。
VRSでは自然単色の革命デッキに見せかけて、革命軍から侵略する「裏革命目ギョギョラス」を切り札とした他の文明を少し混ぜたデッキになっている。