概要
2021年2月24日に早期アクセスが、同年10月11に日本語に対応し、2022年8月22日から正式版がリリースされた。プレイヤーはぬいぐるみに宿る精霊「マンチ」となり、冒険の舞台となる島で悪党たちを退治し、島に平和を取り戻す物語である。
登場人物のほとんどはケモノであり、膨腹・丸呑み・巨大化等の特殊嗜好が含まれているのが本作の特徴である。そうしたフェチを好む人、または興味がある人は体験版をプレイしてはいかがだろうか。
対応ハードはPCのみ。
本作のキャラクターデザインはディレクターのMin氏に加え、Pixivユーザーのきとら氏、RAO氏が参加している。
システム
ジャンルはメトロイドヴァニア方式であり、各ロケーションにあるエリアを攻略しながら、エリアの奥にいるボスを倒し、キーアイテムや特殊能力を獲得した後、これらを使って次のエリアへの入り口を開く。
キャパシティ
本作はヘルスのほかにキャパシティというゲージが存在する。ゲーム開始時はゼロであり、色に合わせて以下の効果を持つ。
- 黄色:カロリー。食べ物や倒した敵を食べると上昇。攻撃アクションや呪文を唱えると減少。いわゆるマジックポイントの役割を持つ。
- 水色:空気。吸い込みをしたり一部の攻撃を受けると上昇。時間経過で減少。
- 深緑色:スライム系を食べると上昇。全ての呪文がスライムになり、使用するとスライムを吐いて減少。暗い場所では照明となる。
- 紫:ゴーストに憑りつかれると上昇。街灯の光に当たると減少。一定値まで上がるとゴーストに支配され、勝手に吸い込みを行う。QTEで解除可能であり、解除後に「マンチ」の姿をしたゴーストがスポーンする。
最大キャパシティを越える量までゲージが上昇すると、「マンチ」の体が膨れ上がったのち破裂。ゲームオーバーになる。当然ながら、ヘルスがゼロになってもゲームオーバーである。これらのゲージを上昇させる技をもつ敵がいるため、それをいかに対応するかが攻略の鍵を握る。
サイズ
プレイヤーの分身である「マンチ」は、キャパシティゲージが一定数まで上昇すると体が大きくなり、それに応じて攻撃スタイルとステータスも変更される。
- 細身:基本の姿。攻撃回数が多い。
- マッチョ:攻撃力が少し高くなるが、攻撃回数が減る。
- デブマッチョ:メイン画像にある姿。回数はそのままに攻撃と防御が高くなる。
デブマッチョ以降の形態は、槍や針などの鋭い攻撃を受けると大ダメージを受けてしまうので注意。
タマゴ
マンチが使用可能な呪文の一つで、放物線を描いて飛ぶタマゴを吐く。タマゴは当たると爆発を起こして範囲内の敵にダメージを与える。
・・・実はこの呪文には、特定の行動をとる敵に使用すると、敵の体が太るのである。いくつかの実績解除に対応しているので、探してみるのもありだろう。
キャラクター
マンチ
本作の主人公。
竜のぬいぐるみに宿った精霊である守護者。召喚された彼は村人たちの為に戦う。
イーシャ
メイン画像の真ん中にいるメインヒロイン。
村長の孫娘であり、「マンチ」の肉体であるぬいぐるみの持ち主にして名付け親。ゲームオーバー後に置いてあるぬいぐるみは、全て彼女のお手製。
村長
村のシャーマンを務める人間の老人。外部との交流に友好的。
バ=ド
「偉大なる鳥人」を自称する大柄な鳥人。現在は行方不明のようだが・・・?
冒険者ギルド
団長シフトを中心に島を調査するギルド。ハチワレ・三毛・ポインテッドの3匹ネコとタヌキが各地を回り、島やエリアに関するヒントを提供してくれる。
ボアルス
乱暴なピグたちの王様である、イノシシの姿をした獣人。突進が得意な食いしん坊。
スライムキング
ある洞窟の奥深くに潜む、王冠を被った巨大なスライム。傲岸不遜。日本語版ではテキストがひらがなになっている。
キャプテン・キリシャ
獰猛な海賊のボスを務める女性のサメ魚人。フリントロック銃を片手に暴れまわる。日本語版では関西弁をしゃべる。
ダークドレッド卿
漆黒の鎧を纏いハンマーを携えた巨躯の竜人。上記の3体に島を荒らすよう扇動した張本人。
これ以外にも一流のマーシャルアーツ使いを目指すものや。大食い大会を開こうとするあの子等、気になる人はプレイして確かめてみよう。