概要
JR西日本が次世代の車両の開発・性能向上を見越して製作された技術試験車両である。運行区間は関西圏の在来線が基本であるが、事業用車である関係上、普段はお目にかかれない。
車両は3両固定編成。京都方先頭車クモヤ223-9001号車は川崎重工業が保有していた223系2000番台の試作車で、2004年9月にJR西日本が購入・車籍登録した。残りの2両はJR瀬戸大橋線で使われていた「マリンライナー」用213系を改造したもので、クヤ212-1号車はグリーン車のクロ212形から、サヤ213-1号車は中間普通車のサハ213形からそれぞれ改造された。この結果、3両とも車体構成の異なるちぐはぐな3両固定編成が生まれることになった。
試験終了につき2019年3月末付で除籍。
車両構成
←京都、米原方面
クモヤ223 | サヤ213 | クヤ212 |
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クモヤ223-9001 | サヤ213-1 | クヤ212-1 |