概要
VF-1バルキリーの後継機種として宙間戦闘の強化を目指したVF-4ライトニングⅢであったが、大気圏内での性能に難点を残していた。その欠点を埋める為に2011年に開発された可変戦闘機が、VF-5000スターミラージュである。
開発はストンウェル・ベルコムと新中州重工。その後、両社の航空開発部門が合併した「新星インダストリー社」に開発が引き継がれ完成した。
「VF-5000」の型式番号は、VF-1から発展したVF-3000クルセイダーの後継機としての意味合いを含んでいる。
一部にゼントラーディ系の技術が導入されているが、それ以外はVF-1を母体とした既存技術の集合体であり、可変機構もVF-1のそれを踏襲している。
信頼性・耐久性に優れており、同時に生産ラインの一部をVF-1と共有する事で大幅なコストダウンを実現。操縦系統も共通であった事から機種転換訓練も容易であった。
主翼と胴体が一体化したブレンデッドウィングボディ構造を採用した事で高い空力特性を実現しており、制式採用後は大気圏内主力機として配備が進み、VF-4よりも安価であった事もあって2020年代後半には新統合軍の主力機として運用された。
その後、大気圏内外双方での運用が可能なVF-11サンダーボルトの登場と共に主力の座を退き、主に惑星ゾラなど銀河辺境の移民惑星で運用された。
関連項目
ミラージュ2000:機種番号および愛称の元ネタと思われる、実在の戦闘機