概要
VF-1を生み出したストンウェル・ベルコム社が一条輝らエースパイロットの意見を参考にする形で設計・開発を行い、VF-1の欠点であった宇宙空間に於ける機動性・活動時間の強化を主眼に置いている。
2012年に生産が開始され、メガロード01の出航に併せる形で統合軍に配備された。
機体は独特の三胴形式を採用し、航宙機としては通常装備状態でスーパーパックを装備したVF-1の40パーセント増しの性能を誇るが、大気圏内での機動性・空力特性などはVF-1に劣っており、完全な代替機種には至っておらず、VF-1と併せて運用されたケースも多い。
後に大気圏内での運用の穴を埋める目的でVF-5000が開発・運用されるようになり、VF-4は主な運用領域を宇宙へと移していき、VF-11サンダーボルトのロールアウトと共に表舞台から姿を消していった。
バトロイド形態での携行武装となるガンポッドは標準兵装に含まれていないが、エンジンナセル上部(バトロイド形態では手首)に荷電粒子ビーム砲を内蔵しており、機体各部にはセミ・コンフォーマル(半埋め込み)式の中距離空対空ミサイルを搭載可能。
こういった武装を採用した経緯については、VF-1がガンポッドやハードポイントによる外装式武装を多用した事によってステルス性能を犠牲にしていた反省に依る所が大きい。