概要
株式会社「Amazon.com, Inc.」が運営するネットショッピングサイトである。
最大手の総合ネット通販として幅広い商品を取り扱っており、価格も安く手に入るものが多い。ただし、Amazon.comが外部業者に委託している商品についてはアマゾンギフト券かクレジットカード(またはデビットカード)がないと購入できない。
もうひとつのお支払手段として後払いサービスのpaidyにも対応している。
企業としては、ワシントン州で1994年にインターネット書店「Cadabra.com(カタブラ)」として発足。翌95年に現在の名称でサービスが開始された。様々な品物を扱うようになった現在でも、カテゴリーの一覧で「本・コミック・雑誌」が先頭に来る、書籍専用の詳細検索フォームがある、など書店時代の名残は見受けられる。
また、近年ではクラウドコンピューティング事業として、AWSを立ち上げており、2023年のシェアでは世界で40%と他を圧倒しており。GAFA(またはGAMFA)の1企業としても知られている(この4社はいずれも個人向けは表向きに過ぎない。たとえばFacebookもといMetaもReactを開発した企業だったりと、IT業界では一目置かれている企業である)。
ネット通販と仲卸業のハイブリッドという形態をいち早く導入した、現代通販の先駆者。
枯れた技術の水平思考の一例ともされる。
それまでネット通販といえば、通販サイトが自社企業や提携企業の商品のみを取り扱うものがほとんどだったのだが、Amazon.comは自ら仲卸業者なって多数の企業へ商品を発注することで、圧倒的な品揃えを可能とした。
またユーザーアンケートも積極的に実施し、購入数とユーザー間の商品のレビューによる評価を論議させることで、継続的に取り扱うか否かの判断材料ともしている。
いずれにせよ、出品者を募るそれまでの通販事業とは真逆の、自身で在庫を保有してそれを切り売りするという、自営業型のスーパーマーケットに類する経営で時代の寵児となった。
現在ではAmazon.com限定モデルが登場するなど、企業側もAmazon.comとの提携を念頭に置いた戦略を積極的に展開する方針も展開している。
Amazon.co.jp
Amazon.comの日本の現地法人「アマゾンジャパン合同会社(Amazon Japan G.K.)」が運営する日本版ECサイト。
ややこしい話になるが、日本の「Amazon.co.jp」で作成したアカウントと米国の「Amazon.com」で作成したアカウントは別のアカウントである。米国のAmazon.comを使いたい場合はアカウントを新規作成する必要がある。(中にはAmazon.comのほうが安い商品もある。)
この他に、中国の「Amazon.cn」も別アカウントになるため、使う際にはアカウントを作る必要がある。
Amazon.comで購入した場合は、日本に届ける際に個人輸入扱いとなるのだが、日本に発送できない業者の場合は購入できないので注意。また、輸入にかかる経費は購入時に請求されるデポジット以上は取られないようになっている(超過分はAmazonが負担してくれる。費用がデポジット以下の場合は余り分が返金される)。
アニメ『TIGER&BUNNY』のスポンサーに新たにAmazon.co.jpが加わった事で、6話からバーナビー・ブルックスJr.の戦闘スーツ右腕に「amazon.co.jp」の社名ロゴが入っている。
問題点
Amazonの利用が当たり前の時代になったことでいくつかの弊害も起こってしまっている。
一番の問題は悪質業者やサクラレビューの増加であり、注文と違う商品が届く以外にも粗悪品(例えばSDカードやHDDの実際の容量が全然違うなど)を送りつけられるといった被害も多く発生している。このようなことから数あるオンラインショップの中でも低品質路線を敷いていると一般に認知される。幸い粗悪品を注文前に見抜くコツもいくつかネット上に出回っているので目を通しておくといいだろう。
ネタ
konozama
人気の商品を予約したのに…発売日に届かない(元々発売日に届くよう早めに出荷する発想がない)。
あるいは、システムに不具合が起きて予約を無効にされてしまうことが多々ある。
amazonで頼めばokだと思っていたのに→amazonok→逆に読む→konozama→このざま…。
mamazon
母親が荷物を送ってくるのにamazonの箱を使うのは良いのだが…“m”を足して“mamazon”にして送ってくる…。
(外部リンク先の写真をよく見ると…舌を出している。)
Amazonの箱を愛する猫たち
・Flickr: The My Pet Prefer Amazon
http://www.flickr.com/groups/mypetpreferamazon/pool/
・Amazon BOX CAT
yozon
アニメ妖怪ウォッチに登場する通販サービス。
ダンボー
漫画よつばと!に出てきたアレ。色んな段ボールで作ることができるが、とりわけAmazonの荷物送付用段ボール箱でこれをつくると丁度右目斜め上にAmazonのロゴがあり、またAmazonの段ボール箱は原作に類似した茶系の箱のみでしかも大小長短様々なタイプのものがあり、同箱のみで作ることが出来るからなのか、特に有名。
そのためまるで公式キャラクターのように見える…が別に公式にコラボしたわけではない。ただしAmazonもあずま先生も満更でも無いのかAmazon箱仕様のダンボーフィギュアが普通に販売されていたりする。日本のAmazonの出荷工場の一部には実際のAmazon段ボール箱で作ったダンボーがいるという噂。
キャラクターの詳細は別記事にて。
外部リンク
関連タグ
amazon、アマゾン(表記ゆれ)AWS(Amazon_Web_Service,アマゾンウェブサービス)
アマゾンプライム:有料会員サービス
通販 GAFA どや箱 段ボール 【企画】好きなキャラが届いた ジャパネットたかた カーチャン ダンボー
エルドラドのバーサーカー:アマゾネス・ドットコムCEO。リンク先参照。