概要
このサービスは楽天傘下のinfoseekが行っていたレンタルWebサイトサービスであり、無料のものと有料のものが存在したが、無料サービスは2010年にサービス終了、残された有料サービスも2012年終了。「infoseek」の項目も参照。
歴史
このサービスは楽天が日本法人の子会社であるinfoseekにて行っていたものと、直接運営の時代が存在する。
infoseek
2001年トライネットワークインターナショナルが行っていた無料レンタルWebサイト、freewebを買収、infoseek傘下にしてiswebとしてサービスを開始、2002年にはサイバーエージェントとオン・ザ・エッヂ( 堀江貴文以前のライブドア )の合同経営会社で同様のサービスを行うHOOPS!を買収した。
直接運営
2003年、楽天はlycos日本法人を買収、本体に吸収合併し、infoseekの日本法人は法人として消滅しその後はポータルサイトのブランドとして存続することになり、その際lycos日本法人が運営していたtripod.co.jpを統合し、その後以前統合したサービスを含めサーバ名称を変更している。
終了
2010年、1か月の猶予のみで無料ホームページサービスの終了を発表、この際インターネット上の反響は大きく、アーカイブの流れも存在したが、そのまま削除され、そして2012年、有料ホームページサービスも終了した。
特色
このサイトの特色としては「申請が簡単」かつ「ある程度の容量」、「比較的素直なシステム」を特徴としていた。
容量
無料Webサイトの容量は50MBと、当初としては大容量( その後容量は変わらなかった )であり、のちにサービスが行われた有料サービスは300MBであった。
ユーザーサポート
ユーザーが利用可能な各種素材、カウンター等、オンラインエディタ、ファイルアップロードツールなどが存在し、比較的楽にWebサイトを構築することが可能であったが、一部はのちに廃止されたものが存在する。
アクティブコンテンツ
Perl( 「CGI-bin」内部のみ )やPHPが利用可能であり、ある程度知識があれば電子掲示板やカウンターなどをサイト内部で使用する限りは自前で設置可能であった。
広告
広告無料サイトの場合は上部とおそらく下部にもバナーが表示されていた。
用途
規約がそれほど厳しくなく、CGIやPHPが利用できたこともあり、お絵かき掲示板等を設置したり、イラストやフリーゲーム等の情報及びファイルの置き場、簡単なネットゲームの設置などにも使われ、アダルトサイトなどは本来不可能であったはずであるが、それでも一部存在した。
その他
- hoops!の買収により一時livedoorのサービスを楽天が所有する、という面白い状況になっていた
- cgiは割と素直であったため、それなりに設置しやすかった
- Yahoo!JAPANも同様に1997年にソフトバンクとアメリカ法人が合弁したgeocitiesを2000年に買収し、こちらはcgi等は使用できなかったものの、海外では2009年まで・日本では2019年までサービスが提供された。
参照
togetter:isweb無料ホームページ削除問題&主要ホームページのまとめ
Timesteps:Infoseek(インフォシーク)はそれからどうなったか