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すぱいでぃぷーる
スパイダーマンとデッドプールのコンビ・カップリングタグ。
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初出はPrivatterになります(20/2/10)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 すっかりできあがって、円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。今日も今日とて、いちゃついているうちに何となくそんな雰囲気になったので、セックスを始めます。事後、甘ったるいピロートークを交わしていた二人ですが、手を替え品を替え誘惑を仕掛けるウェイドに、「飽きがくるまではそんなことはしなくていい」とPBPが言ってしまったので、空気が怪しくなってきます。 年の功からか、一度逃げられているからか、狡猾になっているPBPが好きです。「俺が浮気したらどうする?」と意地悪な質問を投げかけるウェイドに対し、「足下に取り縋って泣く」と言えるPBPが大好きです。若いピーターも、たぶん、足下に取り縋って泣きわめきたいはずですが、「流石にそれはみっともない」と、躊躇してしまいそう。そういう躊躇をかなぐり捨てて、「足下に取り縋って泣く」と言えるPBPの必死さはよいと思うし、実際にやりそうな気迫が感じられるのもよい。 また、ウェイドも、たぶん、大事な相手に泣かれるのが一番しんどいと思うので、戦略的に優れているのも素敵だと思います。有効な戦略を選択する際、己の矜持を「くだらないこと」として切り捨てるタイプの人間が好きなのかもしれません。 PBPとウェイドの場合、ウェイドは、「あんたの別れた妻なんか全然気にしていません」という顔をしておきながら、実際のところはそうでなく、ついつい話に出してしまうのが好みです。なので、そういう描写が頻繁に出てきます。4,774文字pixiv小説作品- 蜘蛛と社長と傭兵と
マイ・ファニー・ヴァレンタイン
初出はprivetterの投稿になります(2018/2/18)。台詞だけの作品です。 草稿に、女子会パカデプは絶対に友チョコのやりとりをしている、とのメモがありましたが、明らかにデッドプールの気持ちは友チョコではなくなっているなあ、と、読み返して思いました。 何となくスパイダーマンにほだされて終わっていますが、これ、たぶんこの後、デッドプールがピーター・パーカーに転んで、スパイダーマンは逆上して、ものすごい修羅場になる予感がします。修羅場になる一歩手前のあたりの光景を書きたくて、プロットは作りましたが、書き上げるまで至りませんでした。いつか書きたい。 スパイダーマンが歌っているのは、懐メロというにはあまりにも古くさい、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』です。フランク・シナトラなどが歌っています。映画のサウンドトラックで、マット・デイモンが歌っているバージョンもありますが、スローテンポなので、聴かせるように歌うのは難しいようです。スパイダーマンすごい無謀だな。 台詞だけの作品、以前のジャンルでもよく書いていましたが、自分以外で書いている人をあまり見かけず、これ読みにくくない……? ていうか単なるプロットだから人様に披露するの見苦しい……と感じていて、現ジャンルに移動してから、発表するのをためらっていました。そんなわけで、作品だぶつき気味ではあったんですが、『一発芸しないと出られない部屋』、『一月の最後の火曜日』、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』の三作品を、ほぼ1週間で発表しているって、当時の自分は頭おかしいと思います。8,713文字pixiv小説作品 スパデプ的ゲイカップル in サバービア
これを載せるかどうか本当に迷ったのですが、こういうの読みたい! と投げておいたら、誰かが書いてくれるかもしれないこともないとは言えない、と思ったので、一応まとめておきます。初出はPrivatterです(19/02/19)。まとめる手間すら惜しんだプロットです。 『ルシファー』というアメリカのドラマで、お互い、「こいつ嫌い」と思っている男二人が、サバービアでゲイカップルに偽装して潜入捜査する回がありました。一人はヘテロ、もう一人はたぶんパンセクシュアル。その設定も一緒ですね。サバービアとは郊外住宅で、中流階級の人々が暮らしている場所です。『アメリカン・ビューティ』や『レヴォリューショナリー・ロード』の舞台にもなりました。どちらの映画でも、サバービアってこの世の地獄だよね☆ 的描かれ方をしていますが、シットコムにはもってこいだと思う。 関係性がよくわからなかったので、デッドプールの発言に、いちいちパーカー社長に突っ込みを入れてもらいましたが、ものの見事に恋に落ちたので、あなたはとてもちょろいな! と思いました。最終的に文章の区切りではなくて、文節単位で突っ込みを入れ始めた時は、正直、狂気を感じた。 タイトルにスパデプとありますが、これパカデプかパカウェイだろ……と、今気づきました(19/11/07)。まあでもタイトルは馴染んでしまっているので、変えなくていいや。 パーカー社長が登場する場合、デッドプールが、スパイダーマンとパーカーができていると誤解するのは、様式美なので入れました。赤飯には胡麻塩をかけなければ完成しない、的な何か。9,538文字pixiv小説作品僕んちに来る?
初出はPrivatterになります(19/08/07)。プロットをざっと書いたスタイル……というか、落書きです。プロットにすらなってないと思います。重複しているところもありますが、そのまま再録しています。このシチュエーションはとても好き。 正体バレをしていて、ぎこちないながらも友情を築きつつあるピーターとウェイドの話です。かつて、スパイダーマンがデッドプールを口説いて、デッドプールは「そういうことを言うなら二度と会わない」と言い、スパイダーマンはそれを受け入れている。ただ、何気なく、「僕んちに遊びに来る?」と誘ったところ、デッドプールが誤解して、かわいそうなくらいに動揺します。 ピーター視点が楽しい、と思って書き始めましたが、その後で取りかかったウェイド視点の方が楽しそうで、そちらの方が長くなりました。 二人のセックスについて詳細を語ったのは、これが初めてかも。うまくいって、最高、天国ってこういう場所だったんだね……となるよりも、うまくいかないけど、すごく好きな相手だから、二人でできる限り気持ちよくなりたい、と試行錯誤する道筋が好きっぽいです。ピーターが無神経な発言をしたら、ウェイドは歳上の本気でぶん殴るとよいと思う。6,128文字pixiv小説作品- With Or Without You
おしゃべりな鏡
初出はPrivatterになります(19/07/29)。 スパデプワンドロさんの2019年5月5日のお題が「幻」で、「今考えている話と同じテーマ! 書かねば!」と、ものすごく張り切って書き始めましたが、なぜか書き上がったのは2ヶ月後でした。どうして? 同棲しているアースの話で、デッドプールが、自分が見るスパイダーマンの幻覚と折り合いをつける話です。背景の舞台を整えるのにしゃかりきになってしまって、いろんなところが中途半端に終わったのは反省点です。触手が出てくるのに、まったくえろくありません。 デッドプールが見るスパイダーマンの幻覚は完璧超人だけど、本物のピーターはそうでもなくて、でも、デッドプールは、そうでもないところを愛しいと思っている……というのを書きたかったのですが、書けていないのも反省点です。 たぶん、これ、ちゃんと書くには、3倍くらいの文章を書かなきゃ駄目だと思う。これくらいの長さのものを書くには、プロットが必要、と思いましたが、その後、同じくらいの長さのものをプロットなしで書いているので、ちょっとそのあたりの感覚がまだよくわかっていません。 正直、ラストが気に入っていないのですが、うまい締め方を見つけられないので、そのままにしています。22,217文字pixiv小説作品 過去は過去のまま
初出はPrivatterになります(20/1/30)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 すっかりできあがって、円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。いちゃついていたら何となくそんな雰囲気になったので、PBPがウェイドの性器を舐めようとしたところ、ウェイドは待ったをかけます。PBPの元妻の存在が頭をよぎったからですが、PBPはそれに反発し、二人は口論を始めます。 PBPがらみのスパイディプールだと、「わりとよい関係だったのに、十年前、デッドプールは忽然とNYCから姿を消し、ずっと割り切れない思いを抱えてきた」という自分設定があります。私が書くPBPの話は、だいたいその設定を基にして書かれています。この話もそうです。 十年前のデッドプールはPBPのことを嫌いになったわけではなく、一緒にいるとスパイダーマンのためにならないと考えて身を引いたのですが、そのことはPBPは知らないので、十年前のことが話に出ると、微妙に温度が下がります。それを書くのが楽しいので、頻繁にそういう描写が出てきます。読者の方にはワンパターンで申し訳ないのですが、書いている方は、書くたびにテンションだだ上がりなので、たぶんこれからも書くと思います。 PBPというか、ピーター・パーカーはナチュラルボーン自分勝手ですが、若い時は、「若いから」「まだ経験が足りないから」と見逃されてきたことも、流石に四十がらみになると鼻につくようになるのを推奨しています。なので、結構、PBPは無礼だったり失礼だったりする台詞を口にします。この作品でも、「おまえのことは好きだし、愛してるけど、別れた妻のことも一生引きずる(大意)」と言わせられたので、書き手としては大変満足しました。 なお、ウェイドは、自分が十年前に失踪したのだから、その後、PBPが別の相手と結婚したのは全然構わないと考えていますが、それはそれとして、何もわざわざ「『一生引きずる』って言わなくてもいいのでは?」と思っています。でも、その一方で、「まあ、それもPBPらしいからしょうがないか」とも思っています。個人的には、全然しょうがなくなんかないし、「いちいち言及するな」くらいは言っていいと思います。4,914文字pixiv小説作品あの日、北京で逃げた蝶
スパイディとデップーさんのキャラやら関係をつかむために、二人が『ダンケルク』観たい観たいと言いながら、全然観に行けなくて、映画の馬鹿話をひたすら垂れ流す話を書く予定でした。 どうしてこんなことになったんだろう。 最初の計画の名残で、デップーさんがこの時期映画館はしごするのは大変なんだよ! って熱弁ふるってますが、そこは読み飛ばしてください。映画の話が始まったら、概ね、読み飛ばしていただいて構いません。映画館事情がアメリカではなくて、東京シネコン事情になっています。2017年9月初旬に書き始めたので、10月の上映予定と合ってません。 アメコミを全然読みこめていないので、今回の話のタネは、実質、『スパイダーマン/デッドプール:プロローグ』、『デッドプール モンキー・ビジネス』、『デッドプール スーサイド・キングス』の数ページから引っ張って来ています。ママゲドンってキラージョークだよね。てことはモンティ・パイソン好きだよね。程度の拾い方です。雑です。ごめんなさい。 途中、デップーさんが歌っている精子云々は、モンティ・パイソンの"Every Sperm Is Sacred"です。「親愛なる隣人も」のくだりは、"Every sperm is needed / In your neighbourhood" を、"By our friendly neighbourhood"に替えているのだと思います。実際に歌うのはかなり苦しい。あと、どうでもいいですが、訳詞は一応歌えるはず。 この設定の後日談はあります。たぶんハピエン。プロットはちゃんと書くべき、オチは決めとくべき、最後の一文は想定しておけ、という教訓を思い知ったので、そのへんの問題が解決でき次第書き始めます。とりあえず、次は、モンティ・パイソンのスケッチ、『死んだオウム』のパロディをあげるつもりです。これはプロットもできてるし、オチも最後の一文も決まってる。 読了いただき、ありがとうございました。そして本当にごめんなさい。33,105文字pixiv小説作品耳を塞ぐあなたの手
初出はふせったーになります(20/4/30)。 すっかりできあがって円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。とある事件の解決のため、二人は敵のアジトに乗り込みます。円滑に作戦行動を行うため、それぞれ別行動を取った後、約束の場所で合流します。ところが、別行動の間によからぬたくらみをくわだてたらしいPBPは、ウェイドの両耳を塞いで自らの企てをごまかそうとし、ウェイドはそれと悟りながら、敢えてPBPに丸め込まれます。 Twitterのお題診断メーカーで遊んでみたところ、「あなたは7時間以内に5RTされたら、相手の両耳を塞ぎながら微笑むえむんちのPBPさんの絵を描きます。」(https://twitter.com/emgrie1/status/1258815955326480384?s=21 )という結果を得ました。RTされても書かないよ! と書いておきながら、うかうかと書いてしまいました。いわゆる、「書きたいところだけ書いた作品」なので、いきなり始まってすとんと切れます。 若いピーターはよくも悪くも潔癖なので、信頼した相手にはきちんと物事を説明しそうだし、説明できなかったら罪悪感を懐きそうですが、PBPだと面倒くさがって説明しないし、それについて罪悪感も抱かなさそう、と思って書きました。ただ、今、これを書いていて思いましたが、若いピーターだと、信頼した相手にはきちんと物事を説明しなければならない……という発想がなさそう。そして、親しい相手に、「どうして前もって教えてくれなかったんだ」と責められると、「どうして君は僕の気持ちをわかってくれないんだ。こんなに親しいのに」と逆ギレしそう。 まあ、少なくともPBPは、逆ギレはしなさそうなので、それは彼の美点ですよね(そうか?)。というか、今まで逆ギレして失敗を重ねてきたので、相手のガスを適度に抜きつつ、ごまかすのがとても巧そうです。これは褒め言葉ではありません。 こういう、ふせったーでちらっと書いたり、もっと前だと、「パッションのままに書き殴れ」という画像生成メーカーで書いたネタなどは、今までまとめていなかったのですが、これからはまとめていきたいと思います。1,207文字pixiv小説作品- With Or Without You
六日の菖蒲
スパデプ自主ワンドロさんの第6回のお題、【カーネーション】に寄せて書きました。初出はPrivatterになります(20/5/30)。 スパイダーマンとデッドプールが同棲していて、お互いの正体を知っているアース。ある朝、ピーターは、腹を立てながら植物の鉢に水をやり始めます。ウェイドが無責任に持ち帰ったり、泣いて騒いだりした結果、育てることになった植物の鉢の面倒を見ているのが、自分一人であることに腹を立てています。やがてウェイドが起きてきたものの、鉢の世話を焼いているピーターに難癖をつけてきたので、二人はいさかいを始めますが……。 タイトルは日本のことわざ、「六日の菖蒲 十日の菊(むいかのあやめ とうかのきく)」から取りました。五月五日の端午の節句には菖蒲を、九月九日の重陽の節句には菊を飾るのが習わしですが、一日遅れでそれぞれの花を用意しても意味がないこと、転じて、時宜遅れで何の役にも立たないことのたとえです。わたくしごとになりますが、うちの近くの農業直売所で、五月の第二月曜日になるとカーネーションが投げ売りされるのを見て、「現代の六日の菖蒲じゃん!」と思いました。二十本三百円とかで売られています。一日収穫が遅れただけなんですがね。なので、母の日のカーネーションを見ると、必ず、翌日に投げ売りされるんだなあ……と考える習慣ができました。 さて、スパイディプールのことに話を戻しますが、ピーターはそういうのを見ても、気づかずに通り過ぎそうです。ただ、ウェイドはそういうのを見たら、心を痛めて買い求めそうな気がします。買って帰った花の世話がきちんとできるかというと、それはまた別の話で、その点、ピーターは、目の前に困った誰か(たとえばしおれた植物でも)がいると、つい手助けしてしまうので、ウェイドのフォローにもってこいかもしれません。 なお、二人が育てている鉢のうち、タマネギの水栽培は『ヒヤシンスのサラダ』(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15246655)で、トウモロコシはTwitterのこちらのツイート(https://twitter.com/emgrie1/status/1240501029688340482?s=21)で出てきたものです。16,215文字pixiv小説作品 - With Or Without You
既婚者のドラゴンを略奪する方法
スパデプ自主ワンドロさんの第7回のお題、【ジューン・ブライド】に寄せて書きました。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。初出はPrivatterになります(20/6/27)。 スパイダーマンとデッドプールが同棲していて、お互いの正体を知っているアース。仕事を終え、愛するウェイドが待つ部屋に帰ったピーターは、いつもと違うウェイドの様子に戸惑います。ウェイドはピーターが自分たちの部屋に浮気相手を連れ込んだと確信していて、いくつもの証拠を用意し、それらをもとにピーターを責めます。ピーターには当然ながら、浮気をした記憶がありません。ただ、ウェイドが出してきた証拠には心当たりがあったので、記憶をもとに反論しますが……。 『これが夢なら』でも、ウェイドはピーターが浮気をしたと思い込みましたが、この作品でも同じ疑いを抱きます。似た話を書きがち。個人的には、ピーターはどう考えても浮気しそうにないし、浮気する前に筋を通して別れ話をしそうだし、ウェイドの方がよほど浮気しそうなのでは? と思います。ただ、ウェイドは「もし浮気されたら」という問いに過分な恐怖心を抱いていそうなので、そういう話を思いつきやすいのかもしれません。ピーターは「もし浮気されたら」と考えた瞬間、真っ青になって震え出しそうなので、気の毒なのでそういう状況にはあまり置きたくありません。あと、そういう場合のピーターの行動はシリアスなものになりそうなので、コメディとしては扱いづらそう……と、これまでは思っていたのですが、ウェイドからの信頼と愛を確信しているピーターの場合、浮気程度では小揺るぎもしないことが判明しました。ピーターっていちいち怖いよね。 最終的にピーターがプロポーズに至るのは、ワンドロのお題【ジューン・ブライド】に引っ張られたからなのですが、プロポーズに至るまでの論理の組み立て方はとても気に入っています。アメリカの刑法では、法律婚の配偶者は、お互いに、裁判で不利な証言を拒んでも罪にならない、という規定があります。中学生の頃読んだ、アメリカの法廷小説(ペリイ・メイスンもの。ドラマ化もされている)にそういうシチュエーションが何度か出てきて、胸をときめかせたものでした。今もそう思っていますが、そういう理由で結婚するってものすごくロマンティックだと思います。二人の運命を守るために法律婚するなんて、運命共同体としてともに戦うと示す行動じゃないですか。 ちなみに、Netflixオリジナルドラマ『ベター・コール・ソウル』でも、メインキャラクターのソウル・グッドマンとキンバリー・ウェクスラーが、お互いに不利な証言をしないために結婚します。これも最高にロマンティックでした。たまたま、『既婚者のドラゴンを略奪する方法』を書いた後でドラマを観て、やっぱりこういう結婚って素敵だ! と確信しました。11,934文字pixiv小説作品 - Letters from W & P
Letters from W & P 1
記憶を失ったウェイド。ある日、街で見覚えのない青年に声をかけられる。その日以降、差出人『P.P』から不可思議な手紙が届くようになって…?5,687文字pixiv小説作品 触れなば落ちん
初出はPrivatterになります(20/2/14)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 すっかりできあがって、円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)。あまりにも行き届いた愛情をウェイドから与えられているため、「もしや無理しておれに合わせているのではないか」と疑ったPBPはちょっとした調査を行います。調査の結果、「どう考えてもウェイドは無理しておれを喜ばせようとしている」と確信したPBP。そういう態度を改め、自然体で自分とつきあってくれるよう、ウェイドに頼みこむが……。 馬鹿みたいにお互いに夢中になっている二人を書くのが好きなので、この話の二人も、馬鹿みたいにお互いに夢中です。そういう関係を書くと多幸感でいっぱいになって、心身が健康になる気がします。なので、そういう話を書きがちです。 また、互いを傷つけあったり、誤解からいがみ合ったりする話を書くと、心身が微妙に不調になるので、暗い重い話を頻繁に書ける方は、どうやって体調管理をしているのか不思議でなりません。 さておき、いい関係とは、その人と一緒にいる時の自分が一番好きになれる関係、という表現を見たことがあって、それって素敵だ……と、長らく思っていました。PBPとウェイドも、そういう関係だったらいいなあ、と思います。4,496文字pixiv小説作品- 30の質問
スパイディプールに30の質問(ピーター・B・パーカーとウェイド・W・ウィルソン篇)
初出はPrivatterになります(20/4/22)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。raran (@KirkeRaran)さんが作成した、「あなたのアースのスパイディプール(ウェイパカ等でも可能)に30の質問」(https://privatter.net/p/5691847)をお借りしました。 すっかりできあがって、円満にいちゃいちゃしているウェイドと、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)が、昔懐かしい、「カップリングになりきり」質問に答えます。質問に答えるのが不自然ではないよう、一応、いつ・どこで・誰に・どのようにして聞かれているのか、設定をいくつか加えました。 このPBPとウェイドも、私が書く他の作品と同じように、「わりとよい関係だったのに、十年前、デッドプールは忽然とNYCから姿を消し、PBPはずっと割り切れない思いを抱えてきた」という設定で書かれています。焼け木杭に火がついて、二度と再びウェイドを失いたくないPBPと、PBPの思いの重圧にぞくぞくするウェイドを書きたくて書きました。若い時のピーターのまっすぐな愛も、それなりに重いものですが(十年前、ウェイドはその重みに耐えきれずに逃げた)、十年後のPBPの愛は、捩じくれ曲がって扱いにくくて、本人も扱いかねるほどの重みと熱があるといいなあ、と思います。ウェイドはそれにぞっとしつつ、そこまで愛されている事実が嬉しくてたまらないといいんじゃないでしょうか。破れ鍋に綴じ蓋。25,538文字pixiv小説作品 - With Or Without You
招かれざる客たち
初出はPrivatterになります(20/7/5)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。 すっかりできあがって円満にいちゃいちゃしているウェイド(WWW)と、『スパイダーバース』のピーター・B・パーカー(PBP)が、ひょんなことから過去に飛ばされ、かつての自分たちが住んでいるアパートメントを訪れます。そこにはウェイドがいて、未来の二人の説明を聞いて納得し、二人の帰還に協力すると約束します。ところが、そこへピーターが帰って来たことからトラブルになり……。 いつも書いているPBPとウェイドの話は、①かつてお互いに淡い想いを抱きあったが(15〜10年前)、②特に進捗がない状態で、ウェイドが失踪(15年前)、③失意のPBPは苦労して立ち直り、新しい恋をして結婚、④事情により離婚し、復縁もかなわず、捨て鉢になっている……という設定で書いていますが、この話だけは、便宜上、PBPとウェイドはずっと円満に恋人関係を続けた設定になっています。PBPとウェイドが、過去の自分たちに会って揉める話をどうしても書きたかったので、無理を通して道理を引っ込ませました。 でも、流石に無理を通した自覚はあるので、同じ設定の話はもう書かないかと思われます。ただ、若いスパイディプールと年寄りのスパイディプールを会わせるのは、書いていてとても面白かったです。ウェイドは何だかんだで別の時間軸/世界線の自分とも仲良くやれそうですが(普段から、頭の中で別の自分と交渉する必要があるので)、ピーターは絶対に仲良くやれなそう。というか、ピーターはそもそも、別世界とかおいておいても、自分のことはあまり好きではなさそうだし、ことあるごとに難癖をつけて責めるような印象があります。もっと自分に優しくしても、バチは当たらないと思う。7,279文字pixiv小説作品 - With Or Without You
君はまるで無理数
初出はPrivatterになります(19/07/31)。プロットをざっと書いたスタイルです。 将来的に同棲するアースで、浮気しているふりをして、デッドプールをやきもきさせようとするピーターの話です。デッドプールも同じような企みをしています。お互い、自分の方が相手のことを好きで、相手はそうでもないのではないか、という疑いを抱いています。 なんかこう、もたついているというか、バランスがよくないので、あまり気に入っていません。 よく喋るモブが出てきますが、彼とデッドプールの会話をかっこよく見せることに熱中したあまり、他のことが疎かになりました。そういうところは直した方がいい。 世の中、割り切れることなんて早々なくて、割り切れないものは割り切れないまま、そういうものとして受け容れていくしかないのですが、それを、どうにかして割り切ろうと奮闘するピーターを書きたかったような気がします。そういうピーターの姿に、ウェイドがときめいてくれたらよいですよね。10,485文字pixiv小説作品 - 30の質問
スパイディプールに30の質問(ピーター・パーカーとウェイド・ウィルソン篇)
初出はPrivatterになります(20/4/22)。台詞とト書きだけの、戯曲のようなスタイルです。raran (@KirkeRaran)さんが作成した、「あなたのアースのスパイディプール(ウェイパカ等でも可能)に30の質問」(https://privatter.net/p/5691847)をお借りしました。 スパイダーマンとデッドプールが同棲していて、お互いの正体を知っているアースのピーターとウェイドが、昔懐かしい、「カップリングになりきり」質問に答えます。質問に答えるのが不自然ではないよう、一応、いつ・どこで・誰に・どのようにして聞かれているのか、設定をいくつか加えました。COVID-9が流行し始めの時期で、人の流れが途絶えていて、いつか人混みの中で生活しても不安でなくなる日がくるんだろうか、と考えながら、わざわざ人混みの描写を入れました。 風邪をひいて寝込んでいた時に書きました。COVID-19が流行していた時期でしたが、PCR検査を受けられず、とても不安で、不安な気持ちを紛らわせるために無理やり書いたので、何だかとてもおかしなテンションなのが痛々しいというか、何というか。ピーターとウェイド、パーカー社長とウェイド、ピーター・B・パーカー(映画版『スパイダーバース』)とウェイドの三種類です。五日で60,836字を書いた計算になりますが、我ながら信じられない勢いです。 ピーターとウェイドの組み合わせだと、お互いをまっすぐに見つめて、よいことも悪いこともシェアしていこう、という強い意志を感じます。ピーター、パーカー社長、PBPだと、一番最初に書いたためか、ピーターとウェイドが一番短いのですが、不思議と、敢えて長くする必要が感じられませんでした。ピーターとウェイドは、必要な言葉を必要に応じて相手に伝えているから、というのはあるかもしれません。14,006文字pixiv小説作品