概要
MARVELのヒーロー・クリント・バートン / ホークアイとナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウのカップリングのこと。
映画『アベンジャーズ』の中で、長年連れ添った夫婦のように描かれていたことから、こう呼ばれる。
また、どちらもS.H.I.E.L.D.のエージェントと言う共通項がある。
作中での描写
アベンジャーズ
クリントとナターシャが過去に関係があった(ただし、ロマンスよりも借りがある恩人とも取れるが)と匂わせる台詞が劇中である。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
クリントに妻子がいる事が判明。彼の弱みとならないよう、長官の計らいでその経歴は隠され、人里離れた土地で暮らしている。
アベンジャーズのメンバーで、ナターシャだけがそのことを知っており、クリントの妻や子どもたちとも仲が良い。
また、同作でナターシャはブルース・バナー / ハルクの実質的なパートナーを担当しているので、クリントとナターシャの関係は「仕事仲間」として描写されている。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
ヒーローの活動を規制するソコヴィア協定と、バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャーのテロ疑惑を巡り、アベンジャーズが分裂する中、クリントはスティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカに、ナターシャはトニー・スターク / アイアンマンにつき、対立。
空港でのヒーローバトルでも激突し、「今も仲間よね?」「(だったら)優しくしてくれよ」と言葉を交わす。
アベンジャーズ/エンドゲーム
『インフィニティ・ウォー』でのヒーローたちの敗北により、クリントの家族は全員消滅。
その5年後、世界中で悪人を殺して回る「ローニン」となったクリントを迎えに来たのは、ナターシャだった。
消えた人々を取り戻す「タイム泥棒作戦」では、二人で2014年の惑星ヴォーミアにタイムトラベル。
行きの宇宙船の中では「懐かしのブダペスト」と笑いあう。
しかし、ヴォーミアについた二人に、残酷な現実が襲い掛かる。
二人が求めていたソウルストーンを手に入れるには、愛する者を殺す必要があるのだった。
『シビル・ウォー』でのアベンジャーズ分裂と『インフィニティ・ウォー』での敗北を経て、「家族」を大切にしているナターシャは諦めかける。
一方、失意と怒りのままにローニンとして人を殺し続けてきたクリントは、贖罪の意味もこめて、自ら崖下に身を投げようとする。
それに気づいたナターシャがクリントを妨害しようとし、二人はもみ合いになる。
結果、先に崖から飛び降りたナターシャの手を、命綱を使ったクリントが掴むが、ナターシャは自ら彼の手を振り払い、崖下へ落ちていった。
次の瞬間、ヴォーミアの砂漠で目覚めたクリントの手には、ナターシャの命を生贄に出現したソウルストーンが握られていた…
現代に戻り、サノス軍との最終決戦と、その戦いで命を落とした仲間の葬儀を終えたクリントは、同じく大切な人を亡くしたワンダ・マキシモフとともに、覆せなかったナターシャの死を悼むのだった。
ブラック・ウィドウ
直接の絡みはないものの、ナターシャがS.H.I.E.L.D.に入ったきっかけが語られており、その入隊試験となる任務の見届け人がクリントであったことが明かされた。
またポストクレジットにて、ナターシャの義妹エレーナが、クリントを「ナターシャを殺した犯人」として狙おうとしていることが描かれた。
ホワット・イフ...?
第8話にて、完全体となったウルトロンによって人類が絶滅した地球において、たった二人生き残った者たちとして登場する。
隻腕となったクリントは、希望のない戦いに絶望しかけていたが、ナターシャの励ましで気を持ち直す。
しかし、ウルトロン軍団の追撃からナターシャを逃がすため、クリントは自ら軍団のいる大穴へと落ちていき、自爆した。
まるで、『エンドゲーム』で自ら崖下へ落ちたナターシャのように。
余談
ちなみに、原作でも一時期恋人だった。
さらに、クリントには「モッキンバード」(本名:バーバラ・”ボビー”・モース)と言う格闘技の達人である元S.H.I.E.L.D.エージェントの奥さんがいる。数年前まで故人扱いだったが、「シークレット・インベンション」で実は生きてた事が判明した。