概要
原作は霜月緋色、イラストとキャラクター原案はいわさきたかし、漫画は明地雫。
小説家になろうの異世界転生・転移/ファンタジー部門の四半期第1位を達成している。
略称は「異世界行商人」。
あらすじ(公式サイトより)
「このスキルがあれば、俺の人生いきなりハッピー決定だわ!!」
ブラック企業を退職した士郎は、祖母が遺した手紙から自宅が異世界に繋がっていることを知る。おまけに万能スキル《等価交換》も手に入れた士郎は、異世界にマッチやカップ麺など便利グッズを持ち込んで行商人生活を始める。そんな中、母想いの貧しい少女・アイナを助けたことから、冒険者ギルドの美人マスターに助けを求められて――!?
万能スキル《等価交換》で、らくらく異世界生活スタート!!!
登場人物
尼田士郎
心優しい25歳の好青年。
後輩をかばいブラック企業を退職後、おばあちゃん子だったことから亡き祖母が残した家に引っ越し、そこで異世界の存在を知る。
実は魔女だった祖母の遺言を頼りに、日本円と異世界の通貨を両替できるスキル「等価交換」、異次元空間を収納庫にできるスキル「空間収納」を獲得し、それらを生かして異世界で商売を始める。
初めて異世界で訪れた辺境の町・ニノリッチで、アイナやカレンをはじめとした町民の温かさに触れたため、カレンが提供してくれたニノリッチの店舗兼住居の一軒家を拠点にする。
悠々自適な生活を目指して商売に熱心だが、周囲から指摘されるほどにお人好しで、あくまでも祖母に言われていた人助けを信条にしている。仲間の危機に命を惜しまないほど勇敢で、温厚で謙虚ながら大切な人たちが侮辱されたときには怒りを露わにする。
町民たちからの厚い信頼で商人として順調に成功しており、そのうえ性格も良いため女性たちに好意を向けられることが多いが、たじたじになったり空回りしたりと、女性関係には天然。
アイナ
母親思いの健気な8歳の少女。
母親と二人暮らしで、病中の母親のために道端で花を売っている。
士郎の性格の良さと亡き父親の面影に惹かれて彼に懐き、彼の店の店員となる。
家では母親に代わり家事を行い、店では率先して士郎を手伝うなど、誠実で働き者。
士郎とともに商売を行ううちに、大好きな彼と一緒にいられる喜びに加えて、商売の面白さに気づき充実した日々を送るようになる。
カレン・サンカレカ
ニノリッチの若き美人町長で、町を誇りに思い、町の人々の幸せを考えて日々真面目に働く町長の鑑。よそ者であっても快く町に受け入れるなど心が広く、また町の発展のために商売がしやすい環境を整えたりと熱心で、町民たちから慕われている。
その真面目さゆえに、つい熱くなりすぎてしまうこともしばしば。
士郎の商才を一目置き、またその人柄にも心を打たれ、彼に絶大な信頼を寄せている。