キハ47形7000番台「みすゞ潮彩」
山陰本線向けの観光列車で、キハ47形2両を改造して2007年に運行を開始した。
途中にあるビュースポット(海が綺麗に見える個所)に停車したり、車内で添乗員による沿線ゆかりの紙芝居が催されたりと、長門地方の魅力に特化した列車だった。また、車内には売店もあり、弁当や軽食の購入が出来た。
改造費8,000万円は沿線自治体である下関市と長門市が負担した。
2017年秋に開催する「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」にあわせて、この「みすゞ潮彩」用のキハ47形2両を再改造し、新たな観光列車(→『○○のはなし』)を山陰本線に投入することとなったため、『みすゞ潮彩』は2017年1月29日に運行終了となった。
デザイン
外観はアールデコ調に統一されたレトロなデザインとした。
指定席車(2号車)は海側に大きな展望窓を備え、床固定式のテーブルを装備。海側の座席は回転させることができ、前後で向かい合わせにできた。一方で自由席車(1号車)の内装は通常のキハ47と変わらないものであった。
運行区間
山陽本線の新下関駅から幡生駅を通過した後下関駅で一旦折り返し、山陰本線の仙崎駅まで各駅停車で運行。
運行日は土・休日を基本とし、1日1往復・2両編成で運行され、1号車(下関方面)が自由席、2号車が指定席。
ちなみに、再改造して登場した『○○のはなし』は停車駅が異なる他、2両とも指定席となった。