概要
オハイオ級原子力潜水艦(Ohio-class nuclear-powered submarine)は、アメリカ海軍が運用する潜水艦の級。艦種は弾道ミサイル原潜(SSBN;Submarine,Ballistic-missile,Nuclear-powered)または(巡航)ミサイル原子力潜水艦(SSGN;Submarine,Guided-missile,Nuclear-powered)である。
核抑止の三本柱であるSLBMを搭載するプラットホームとして建造された。その性質上隠密性が必要であるため、原子炉は自然循環による熱除去が可能であるなど、静粛性には気を遣っている。艦の大きさはタイフーン型には及ばないが、24基もの弾道ミサイル発射管を装備しており、この点では世界最高の戦略原潜である。この搭載量を活かして、トマホーク巡航ミサイルを運用する同型艦も存在しており、それらの艦には最大で154発のトマホークを搭載できるとされる。
老朽化のため代替計画が進行中であり、後継はコロンビア級原子力潜水艦と名付けられている。