曖昧さ回避
- 三畳紀の地層から見つかった足跡の化石。→この記事の「Chirotherium」へ
- かつてユーラシア大陸に生息していたサイの仲間。→この記事の「Chilotherium」へ
Chirotherium
概要
生痕化石の属のひとつ。
学名の意味は「手の獣」。
北米、アルゼンチン、アフリカ、ヨーロッパ、中国から報告されている。
三畳紀から発見される五本指の足跡で、類人猿や熊の手に似ているため古くは哺乳類とされていた。
現在ではクルロタルシ類が残したものであると考えられており、スイスとイタリアからはキロテリウムと密接な関わりがあると見られる骨格の属ティキノスクスが産出している他、アメリカでも密接な関わりがあるとされるアリゾナサウルスが産出している。
関連タグ
Chilotherium
概要
中新世後期〜鮮新世のユーラシア大陸に生息していた奇蹄類サイ科の哺乳類。分類される族に関しては諸説あり、AntoineandSaraç(2005)によればAceratheriini、Deng(2005)によればChilotheriini。
学名の意味は「唇を持つ獣」。
全長2~3m、体高1.5〜1.8m。
雌雄問わず角はなく、牙と下顎に性的二形が見られる。
雌の頭蓋骨標本のひとつには、ディノクロクタ(大型のハイエナの化石種)に噛まれたと思われる傷が残っていた。治癒具合を見るに、怪我こそしたものの無事に生き延びた模様。