概要
ラルさんの専用機であり、彼のガンプラビルダーとしての確かな技術に裏打ちされた高い完成度を誇る。
名前の「R35」は「ラル35歳」の略であり、「機動戦士ガンダムF91」のガンタンクR-44と同じく所有者の年齢に由来する。
機体背面及び脚部にスラスターが増設されており、特に脚部デザインには高機動型ザクⅡの意匠を垣間見る事が出来る。
この増設されたスラスターによって機動力を強化しつつ、陸戦型モビルスーツをベースとしながらも宇宙戦にも対応出来るようになっているが、ランドセルには追加ブースターを装着する事も可能であり、これによって更に機動力を高める事が出来る(なお、宇宙用に改造したグフというコンセプトはグフR35以外にはソガ・ショウタのグフSSカスタムなどがある)。
武装に関してもグフが一基装備していた物を二基装備する事によって攻撃力を高めているが、その反面扱いが難しくラルさんの卓越した操縦技術があって初めてその性能を引き出す事が可能。
特に両腕にシールド、バルカン、サーベルを装備する構成はグフR35の後継機であるドムR35にも受け継がれている。
デザインは海老川兼武氏。
プラモデルはHGUCグフからの流用ではなく、完全新規金型となる。
なお、ネーミングに関してはジオン軍の高機動型モビルスーツを示す「R」や「ガンダム35周年」など様々な意味が込められている。
武装
バルカン・ポッド
両腕に装備している射撃兵装。原型機より大型化している。
グフ重装型のようにマニュピレータを換装しているのではなく、グフカスタムと同様に外装式にしている為、手持ち武装の運用にも支障をきたさない。
指部には関節が設けられており、ある程度の可動が可能。
ヒート・サーベル
両脚に二本収納されている近接戦闘用装備。
刀身に発熱物質を使用しており、敵機を溶断する。
脚部から取り出す際に刀身からビームが出ているように見えるが、実は「機動戦士ガンダム」の作中でも同様の演出が為されているため、ランバ・ラルとグフをこよなく愛するラルさんならではの拘りの「原作再現仕様」と言えよう。
ヒートロッド
右腕に内蔵されている電磁ムチ。
機体を高速回転させながら振るう事で巨大な竜巻を作り出す事が出来る。
シールド
両腕に装備されているシールド。デザインや仕様などはノーマルのグフと同様。
本体が高機動化したことにより両腕に装備できるようになった。
ラルさんは自身の操縦技術の高さもあって彼がバトル中にシールドを落とした事は滅多に無く、この防御を突き破った者はコウサカ・ユウマを含めて数える程度しかいない。
専用バックパック
HGBFオリジナルのバックパック。
ロケットブースターと姿勢制御スラスターの二つで構成されている。
ランバ・ラルがホワイトベース襲撃時に使用した人間用装備を元に作られており、
二つを組み合わせることで空中や宇宙での機動性が飛躍的に高まる。
グフR35以外の機体にも使用可能。