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概要

相手の発言を聞いて「余計な煽りや悪口をスルーする」スキルのことで、ある意味コミュニケーション能力のうちの一つ」ともいえるだろう。ネット上ではこのスルースキルを持っているか否かが、「余計な争いを招くor巻き込まれる」かどうかを分ける。

Pixivでも例外ではなく、閲覧者にとって地雷となる作品を目にしてしまった場合、見なかったことにしておくスルースキルも重要となる。とはいえ、相手の発言を全く気に留めない場合は、それはもうスルースキルではなく「ただの無視」であるため、怒られても無理はないし、貴方からどんどん人やモノ、チャンスが離れていくだろう。

「言いたい奴には言わせておけ」の使い時を見極める必要があるということである。「荒らしに反応する人も荒らしです」の格言を実行できるかは、当人のスルースキルにかかっているといっても過言ではない。

ただ、昨今ではアンチ行為の悪質化により、Twitterなどでの「通報しますた」をよくある悪戯とスルー対応した結果、権利者当人であるにもかかわらず、著作権侵害によってアカウントが凍結・停止・削除させられてしまったという事例が報告される等「悪戯だとスルーした結果がごらんの有様だよ!」な結果になるケースも増えており「荒らしはスルー」が必ずしも良策とは言えなくなっている。

そもそも「荒らしに反応する人も荒らしです」の格言は荒らしの養分が「他人の反応」である匿名掲示板だからこそ有効なものであり、最初から明確な『攻撃対象』が存在しているSNSにおいては「反応」は期待されておらず、スルーした結果さらに攻撃がエスカレートし、最終的に犯罪被害に遭う等、効果が薄いどころか増長して逆効果になるという指摘もある。年単位で荒らし続ける悪質な粘着の場合「反応が来ない事に諦めて、あるいは飽きて止まる」という解決が大方期待できないのである。

こういった悪質な荒らしに絡まれた温泉むすめ等は実際にリアルで攻撃を受け、法的措置を示唆せざるを得ない状況にまで追い込まれた。そもそも「荒らし」とすら呼べない「本来の意味での確信犯」など無視やスルーで止まる、止められるはずがないのだ。

人やコンテンツを守る為には、犯罪性があるなどあまりに悪質な場合は「見なかったことにする」ではなく警察などの然るべき機関への「通報」という措置を取る事も重要だ。

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