概要
寿たらこによるBL漫画『SEXPISTOLS』(リブレ出版 SUPER BE×BOY COMICKS)の設定・世界観に、他の作品のキャラクターを当てはめて描かれた二次創作の総称。
猿から進化した人類『猿人』と、それ以外の動物から進化した人類『斑類』が共存している世界線で描かれる物語。
このタグがつけられている作品はほぼすべてが腐向けなので苦手な人は注意。
原作から流用される主な設定
・人間は2種類の種族に分かれており、「通常の人類(=猿人)」のほかに「猿以外の動物の特徴を持ったままヒト型に進化」した「斑類(まだらるい)」が存在する。
・「人類」は「斑類」の存在を知らず、例え教えられても理解・感知できない。
・「斑類」は、特徴を受け継いだ動物の大きさに比例して、階級が存在する。大型になるほど貴重かつ能力が高い。
・「斑類」には階級社会が存在する。大型であるほど地位が高く、特殊能力を持つ者もいる。
・「斑類」は「人類」と比べて繁殖力が非常に低い。両者の人口比率はおおよそ7対3。
・「子孫を残さなければいけない」という強い本能の働きにより、性に関しては非常に奔放で、欲求に忠実。
・繁殖力の弱さをカバーする為、特別な処置をすることにより同性同士でも妊娠が可能になる技術が開発されている。
用語集
魂現について
『魂現』=その人の持つ精神が肉体から溢れ出て現れた状態。
通常肉体のうちに収められている精神(=魂=セクピスパロ内では『魂元』と呼ぶ)が、興奮などによって理性が本能を上回った時に逆転して肉体の外側に出てきてしまう状態を指す。
訓練によってコントロールが可能であり、魂現が見える者はむやみに魂元を晒さない。魂元を晒すことは全裸で道を歩くような恥ずべき行為であり慎まなければならない。また、他の動物のかたちを模す(※後述 『変え魂』『成り魂』)こともできる。
変え魂(成り魂)
魂現を本来のものとは違う動物のものに変えて発現すること。特に貴重種などにおいては自衛手段であるが訓練を要する。
猿人について
類人猿より進化の過程を経て人類へと至った人間。全人口の約7割が猿人である。
猿人の特徴として『見ざる、聞かざる、言わざる』と『高い繁殖能力』が挙げられる。
・見ざる…魂が見えない
・聞かざる…魂の声が聞こえない
・言わざる…魂と話せない
猿人は上段の『魂元』『魂現』についての情報を無意識化でシャットアウトしている。そのため魂現に関わらず全ての人間をヒトとして捉えられる反面、斑類がもつ特徴を見たり感じたりすることはできない。『魂現』状態の魂を見ることや、その状態の精神と話すことなど、斑類であればできることが出来ない。
猿人のこうした特性が猿人のもう一つの特徴である『高い繁殖能力』と密接にかかわっている。
猿人の魂元は猿以外の動物の魂元を無視し、睡眠状態にすることができる。そのため猿人と他の斑類が交わった時、その子供が猿人となる率は約9割と高く、人口の多くを占めることになったのである。
斑類について
猿以外の動物から進化し人類へと至った人間。全人口の約3割を占める。ヒトの遺伝子のほかにオリジンとなる動物の遺伝子・特徴を受け継いでいる。
主な種類は以下6種だが、そのほかに絶滅していった種や迫害を受けて存在を隠されている種などがある。
・人魚(マーメイド):原作にて種類未発表 魚類?の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・熊樫(くまかし):クマ科の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・猫又(ねこまた):ネコ科の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・蛟(みずち):ワニ目の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・蛇の目(じゃのめ):ヘビ亜目の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・犬神人(いぬじにん):イヌ亜目の遺伝子が混じり、魂元に現れる
・翼主:正式名称不明。鳥類の遺伝子が混じり、魂元に現れる。「天狗」「天使」とも呼ばれる。絶滅寸前
・翼手:中間種のみ。獣とも鳥ともつかぬ蝙蝠の遺伝子が混じり、魂元に現れる。迫害対象
・接木雑種(キメラ)(両親が異なる斑類で、かつ魂現がどちらともつかない場合の者。両者が猫又+人魚極など極端にかけ離れた種である場合そう呼ばれる。)
例…ヒトの遺伝子のほかにマヌルネコの遺伝子が混じって表れているとき、魂はマヌルネコの動物のかたちをとる。この場合、この人は猫又に属する。
性格などにもその特性が現れ、水を怖がったりマタタビに反応したりする。
階級について
斑類は魂現を見ることが出来るほか、魂へ干渉する力を持っている。(※原作にあまり出てこないため具体的な能力については要加筆。”魂へ”とした部分も編集者のバイアスあり。)
その力の強さは魂元の動物に比例し、一般に大型の動物になる程魂元の持つ力も強くなる。その力の強さによって、『重種』『中間種』『軽種』と区分される。
力の強い『重種』が『中間種』を、そして中間種よりも更に力の弱い『軽種』を支配するような構造が出来ており、重種の家系は富裕層であることが多い。
セックスアピール(フェロモン)について
繁殖力の低い斑類は『フェロモン』によってセックスアピールをする。フェロモンは動物のそれと同じく発情を誘発するもので、上位階級のフェロモンは下位階級の発情をほぼ強制するため、階級による支配にフェロモンを用いる場合もある。
↑希少度高い/繁殖力低い
人魚(重種のみ)
※先祖返り(階級無視、また希少度は高いが繁殖能力も高い。後述)
熊樫/重種
猫又/重種
蛟/重種 ※犬神人/重種(断絶種)
蛇の目/重種
熊樫/中間種
猫又/中間種 蛟/中間種 蛇の目/中間種
犬神人/中間種
猫又/軽種 蛟/軽種 蛇の目/軽種
犬神人/軽種
↓希少度低い/繁殖力高い
先祖返り
猿人が生命の危機などに瀕した拍子に斑類として覚醒したもの。あるいは猿人の家系に斑類が混ざり、何代か後に突然生まれる斑類。
斑覚醒した動物が軽種であっても重種を凌ぐセックスアピール、能力の強さをもつ。猿人の特性である強い繁殖能力は引き継がれたままである。
先祖返りから生まれた子供は猿人の繁殖力を持つ斑類となる。
先祖返りは発見され次第国への報告が義務付けられており、施設等で魂元のセーブや斑類としての常識を集中的にコーチングしてもらう。ただし、その場合には猿人にも納得のできるような理由(精神混濁、錯乱、傷害事件を起こす等)が必要となり一般社会での生活が一時中断される。
斑類の保護下に置かれ、年二回の社会適応能力テストを通過すれば施設での保護は免除される場合もある。
ブリーリング
種付け。金銭を伴ってビジネスとして行われる。女性を「借りる」場合は妊娠から出産まで期間が長いため、費用は5000万円はくだらない。男性を借りる場合は1000万円程度。
ゲイミックス
繁殖力の低い斑類は同性同士でも繁殖が可能である。
その場合には『懐虫』と呼ばれる虫を寄生させ疑似的な子宮を作り、そこで受精し妊娠する。(※作中には子宮を作るのための懐虫しか描かれていないが、女性同士のカップルも子供を持っているため男性的な機能の懐虫もいると予想される。)
『懐虫』を用いて同性同士のカップルの間に子供を設けること、その子供を『ゲイミックス』と呼ぶ。
ゲイミックスの子供は育ちづらく、生まれてすぐに完全保護保育器にて育てられる。
アンドロジーナス(擬似子宮形成)
投薬(塗り薬、貼り薬、飲み薬)を用いて人工的に子宮を男性の体に作ること、また人工的に子宮を作られた男性。
表記揺れ
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