概要
フレンチキスとは英語の「French kiss」のカタカナ表記である。
相手の口腔内に舌を入れ絡ませあい唾液交換を行うような、ねっとりと濃厚で助平なキスを意味する。
もともとはイギリス人が「フランス人がやるような下品なキス」という揶揄と皮肉の意味で、ディープキスを「フレンチキス」と名付けたが、今日では逆にフランス人がやるようなロマンあふれるキスというような感じになっている(後述)。
日本での誤用
日本では「唇を触れ合わせるだけの軽いキス」「唇を寄せあう程度の可愛いキス」くらいのことをこう呼ぶ人がいる。
完全な誤用である。
日本で真逆の意味のキスとして広まってしまった理由として、メグ・ライアンの主演映画のタイトルが「フレンチキス」であったこと、フランスに憧れを抱いていた日本の女性誌などが誤用と知らずに用い続けていたことなどの説はあるが、明確な理由は不明。
創作(二次創作)でも、この真逆の使い方をしている人が現在でも多い。令和になっても本来の意味に訂正されて日本人に浸透していかない理由も謎である。「言葉の響きがおしゃれでソフトな印象だから」という説があるが。まあ恥をかくので、外国人相手には使わないよう気をつけよう。
軽いキスを意味するなら、普通に「キス」で良い。
一応「バードキス」「ソフトキス」「グッドナイトキス」などといった呼称があるが。