山地乳
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やまちち
山地乳とは奥州に多い人の寝息を吸う妖怪。
江戸時代の奇談書『絵本百物語』に掲載されている妖怪で、尖った口先を持つ猿のような姿で、寝ている人の息を吸う。寝息を吸われたものは次の日に死んでしまうが、その様子を他の人に見られていると寿命は延びるという。
蝙蝠が年を取ると野衾になり、さらに歳を取り深山にすむものがこの妖怪であるともいわれる。
別名を「さとりかい」ともいい、山地乳とは覚のことでもあるともいわれている。
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