演者一覧
概要
人物像
中学2年生でプロ棋士となった主人公・桐山零が通う私立駒橋高校に勤める男性教師。
零の1年の時の担任。一将棋ファンとしてプロ棋士の厳しい世界、零が対決する棋士たちの手強さを知っている数少ない人物。
2年進級時に担任を離れた時にはクラスで孤立する零を心配して科学研究部に所属する3年の野口英作ら3人の生徒と将棋科学研究部を創設、顧問に就任する。
他の学生から1年遅れて入学し、対局により休みがちな零が留年しないよう配慮し、両親と妹を事故で亡くし、戦うことでしか自己の存在意義を見出せない零の危うくも脆い精神面を川本家の人々と温かく支える。
ひなたのいじめ問題では零から相談され、「いじめの解決には人によってちがい、完璧な方法はないから、できるだけ彼女のそばにいて話を聞くように」とアドバイス。
解決後には「結果的に何の力にもなれなかった」と落ちこむ零に「一生懸命に(彼女の)話を聞いていたんだろう。人に伝わるのは結果だけじゃない。世界は結果だけで回ってるんじゃない」と教え諭している。
夏休みに科学将棋研究部の面々と流しそうめん大会を催したおりには川本三姉妹と知りあい、長女・あかりに一目惚れしたかのようなそぶりを見せる。
野口たちの卒業後、また1人になった零を憂えて新たな部員として駒橋高校校長、駒橋高校教頭ら教師が「ただでプロ棋士から将棋が習える」として入部、一般生徒が入部しにくい雰囲気ができあがってしまう。