桂岩院
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けいがんいん
桂岩院とは戦国時代の人物であり、戦国武将である上杉景勝の側室である。
正二位権大納言を務めた、羽林家・四辻公遠の娘。異母兄弟には江戸時代初期の一大スキャンダルである「猪熊事件」を起こした猪熊教利、後水尾天皇の典侍を務めた四辻与津子などがいる。
生涯に謎が多く、いつ頃景勝のもとへ嫁いだのかすら不明。
嫁いだ理由は、四辻家が景勝の正室・菊姫の実家である甲斐武田家と縁が深いからとの説が有力。
1604年に景勝の長男となる定勝を出産するが、産後の経過が悪かったため3か月後に亡くなった。
また家中の敬愛を集めていた菊姫を差し置いて、側室を入れたことについて家中には不満があったとの説もあるが、関ヶ原の戦いの後会津から米沢へ減封され、さらに未だ実子がいなかった景勝や御家存続に尽力している家臣団にとっては、後継ぎを儲けることは必須であったため俗説に過ぎないとされている。
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