概要
慶長9年5月5日(1604年6月2日)、初代米沢藩主・上杉景勝の嫡男として生まれる。母は景勝の側室・桂岩院。幼名は玉丸。
定勝が誕生して100日余り後に桂岩院が他界したため、定勝は上杉家重臣・直江兼続とその正室・お船の方に養育される。
景勝の死後、上杉家を継いで第2代米沢藩主になる。「質素倹約及び律儀であるべし(意訳)」という法令を出した。これは後に来孫である上杉治憲(鷹山)初入部の際の「御条目」の添書に使われた。
定勝の死後、家督は実子の綱勝が継いだ。綱勝に子がなく、綱勝の妹で定勝の四女である梅嶺院の子を嫁ぎ先の吉良家から養子に迎えて第4代米沢藩主とした。これが、忠臣蔵の吉良上野介の実子として有名な上杉綱憲で、上杉家はこの定勝の外孫によって維持されることとなり、その血はいくつかの公家や旗本、大名に伝わって現在まで続いている。
登場作品
幼名の「玉丸」名義で登場。
作中では、お船の方(「お船」名義。演:常盤貴子)を母と呼んでいる。
関連タグ
菊姫…景勝の正室。定勝との血縁関係はない。
吉良上野介…娘婿。彼と娘との間に生まれた外孫の血脈が現在も続いている。