概要
秋田県男鹿市船川新浜町にあるJR東日本男鹿線の駅。男鹿線の終着駅である。
1916年12月16日に船川軽便線として開業した際には、船川駅を名乗っていたが、1968年4月1日に男鹿駅に改称した。
また2001年末までは、さらに先の船川港駅まで伸びていたものの、男鹿線内の貨物列車全廃にともない廃線になっている。
駅周辺は男鹿市の中心となっており、市役所も当駅が最寄り駅である。
男鹿半島の反対側にある男鹿水族館GAOも、当駅が最寄り駅となってはいるが、相当の距離がある。こちらへは1駅戻った羽立駅より、秋田中央交通の路線バスを利用するとよい。
駅構造
島式ホーム1面2線の地上駅。1番線にはEV-E801系電車用の地上充電設備があり、当駅に到着後に、収納されたパンタグラフを上げて充電を開始。完了後はパンタグラフを下げて収納した後、折り返し非電化区間を蓄電池電車として走行する。
なお、2番線にはこの設備がなく、2021年3月のダイヤ改正以後は使われていない。
また、夜間滞泊が2本ある。
現在の駅舎は2012年10月1日に改築され、男鹿半島が「なまはげ」で知られることから、「なまはげの訪れる古民家」というコンセプトのもとで建てられた。入口屋根を従来より高くして迫力をもたせ、一部の壁に男鹿石を配して重厚感を持たせたほか、待合室の腰壁には地元企業が提供した秋田杉を使用している。
利用状況
2021年度の1日平均乗車人員は229人である。