折尾駅
おりおえき
福岡県北九州市八幡西区堀川町にあるJR九州の駅(JA19)。
かつては十文字型立体交差と短絡線の配置だったが、鹿児島本線ホーム(短絡線ホームを含む)と筑豊本線ホームが千葉駅や大網駅のようなY字型に配置され、筑豊本線の線形が当駅前後で大幅に変更された。2021年(令和3年)1月2日に新駅舎が併用開始、完全高架化は2022年3月12日に完成している。
駅構造
筑豊本線が1面2線、鹿児島本線が2面3線(1面は短絡線と共用)、短絡線(福北ゆたか線)が2面2線(1面は鹿児島本線と共用)の4面7線(島式3面6線+単式1面1線)の高架駅の構造。新駅舎は各路線のホームが分岐する部分に新たに設けられ、改札口が一つにまとまる予定になっている。
利用状況
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 16,484人 | 32,968人 |
2009年(平成21年)度 | 16,031人 | 32,062人 |
2010年(平成22年)度 | 16,096人 | 32,192人 |
2011年(平成23年)度 | 16,378人 | 32,756人 |
2012年(平成24年)度 | 16,322人 | 32,644人 |
2013年(平成25年)度 | 16,654人 | 33,308人 |
2014年(平成26年)度 | 16,182人 | 32,364人 |
2015年(平成27年)度 | 16,475人 | 32,950人 |
2016年(平成28年)度 | 16,228人 | 32,456人 |
2017年(平成29年)度 | 16,035人 | 32,070人 |
2018年(平成30年)度 | 15,758人 | 31,516人 |
2019年(令和元年)度 | 15,428人 | 30,856人 |
2020年(令和2年)度 | 11,306人 | 22,612人 |
2021年(令和3年)度 | 12,541人 | 25,082人 |
2022年(令和4年)度 | 13,451人 | 26,902人 |
2023年(令和5年)度 | 13,983人 | 27,966人 |
JR折尾駅のすぐ南にあった、西日本鉄道北九州線の高架停留場。
最初に建てられた駅舎は、1914年6月25日に九州電気軌道が折尾まで延長された際に開業した高架停留場で、1942年の西鉄成立により同社の停留場となった。高架構造としたのは現在の福北ゆたか線との平面交差を避けるためで、その交差地点はかつて存在した鷹見口6・7番のりば(現廃止。当時は、折尾信号通信区)のすぐ西側にあった。木造モルタル造り2階建てでトタン屋根の駅舎があったが1982年に火災で焼失。一旦高架に上がる手前の地平部分に仮停留場を設けて急場を凌ぎ、その後駅ビルが建つまで、高架停留場に上がる階段とそれに隣接する売店・切符売り場などの建物から成る簡便な駅施設を設けた。
駅前再開発に合わせて、1985年12月18日に商業ビル・オリオンプラザの第2ビルとして3階建ての駅ビルに建て替えられ、2000年11月26日の北九州線廃線(ただし、黒崎〜熊西は筑豊電気鉄道に移管され残存)まで、この停留場を使用していた。
ホームは櫛型ホーム3面2線で、南から1〜4番線となっており、1・3番線を降車、2・4番線を乗車ホームにしていた。
西鉄折尾停留場が所在していたオリオンプラザ第2ビルは、北九州線廃線後も残存していたが、ほどなく解体され現存しない。