我々はみな『運命の奴隷』なんだ
やはり形として出たものは…………
変えることはできない…
何者たちか知らないが
彼らはこれで『苦難への道』を歩み
そこで何人かは命を落とすことになる!
彼らがこれから歩む『苦難の道』には
何か意味があるのかもしれない………
彼らの苦難が………
どこかの誰かに希望として伝わって行くような
何か大いなる意味となる始まりなのかもしれない…
無事を祈ってはやれないが
彼らが『眠れる奴隷』であることを祈ろう………
目覚めることで…何か意味のあることを切り開いて行く
『眠れる奴隷』であることを……
概要
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』に登場するとある彫刻家、スコリッピのセリフより。
彼の所有するスタンドは「ローリング・ストーンズ」。死期が近い者の死に様の形をとり、その人間が望む死に方を叶える、神の領域を冒したかのようなスタンドだった。ローリング・ストーンズが次に示唆したのは1人のギャングの青年の死だった。スコリッピは知っていた。形として出た運命は決して変えることができないことを。それでもなおその青年の仲間は運命の形を変えるため、死に物狂いで形の破壊を試みる。しばらくしてようやっと形は砕け、青年の仲間は去っていった。
だが、次に岩が取った形は、3人の青年達の死に様だった。運命の形は変えることはできなかった。むしろ悪化したようにも思える。しかし彼らは前を向き、まるで黄金の夢の輝きをもつ風に導かれるように進んでいった。
彼らの後ろ姿を見てスコリッピは、彼らがやがて目覚め、運命を切り開くことを祈る。
関連タグ
オレたちがここまで到達したことが………
完全なる…勝利なのだ これでいいんだ全ては…
運命とは『眠れる奴隷』だ……
オレたちはそれを解き放つことができた……
それが勝利なんだ……