概要
主人公の男性。女性になって以降はクリスと呼ばれる。
余談だが、クリスはクリストファーやクリスティーナの短縮形なので、男女共に使える。
日本が国家予算(なんと、約20億円)をかけて育て上げた超A級エージェントで、超人的な身体能力を初め36ヶ国語を話すことが可能のため海外でも十分活動ができる。
ある日、KGBの工作員との戦いの中でトラックに轢かれて命を落としてしまった・・・
しかし、何たる偶然か 同じ日の同じ時刻に一人の女子テニスプレイヤーが脳死。
彼女の身体に繰巣の脳を移植し奇跡的に復活を遂げる(なお以後、女子テニスプレイヤーの話は一切でてこない。これだけの能力と美貌を兼ね備えたテニスプレイヤーなら結構な有名人だと思うが…)。
が、所属している組織内部のスタッフさえ困惑してしまい、事情を知らない男性陣からはプロポーズを受け、女性陣からはオカマ扱いを受けてしまい、最終的に双方の更衣室と手洗場の使用拒否をされてしまう。
これらの理由から本人は一刻も早く元の身体に戻るために行動するのだが、組織上層部は『女性のままの方が、任務の遂行率が上がる』(繰巣の唯一の欠点が女好きであるため。百合では無いらしい)という事で何かと理由を付けて先延ばしにしている。
現在では元の男性への執着は見せる機会も少なくなったものの、一応まだ諦めてはいないらしい。
性格は破天荒かつ型破りといったところで、富豪の所業にキレて力任せに船を沈没させたり、報復でビルを解体させたり、仕事の暗殺が終わりにすぐさま遊びに入ったまま帰ってこなかったりと自由人な描写も多い。
それでいてどこか義理人情に厚い一面もあり、作者繋がりで言うこち亀の両さんなどの在り方に通じる面もある。
身体能力
肉体的な身体能力が高いことはもちろんだが、視力が格段に向上している(元々の視力が「2.5」だったが脳移植先の女子テニスプレイヤーの視力の「2.5」と合わせて5.0という外国の民族級の視力を得ている)。
そのため、スコープを通して視力を拡張するという動作を行わずとも400m先の標的を正確に狙撃することができる。
後に視力10.0になった。更に左手は1mあるコンクリの壁を木っ端微塵にできる
(その理由は左手を機械化したからである。だが後にこの設定は忘れられた)
近年では人間離れが定着しつつあるのか、睡眠薬10本ほど打たないと効果が無いほどの免疫力があったり、5日かけて陸地まで遠泳して帰還するといった行動を見せることもある。