蛸島彰子
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たこじまあきこ
蛸島彰子とは、将棋における女流棋士のパイオニア的存在である。
1961年、金易二郎(棋士番号1番)により当時存在していた初等科から奨励会に7級で編入。
最終的にはプロフィール欄にある通り初段にまでなったが、五分の成績であれば昇級と言う相当に緩い縛りだった事もあり男性の奨励会員との差はいかんともしがたかった。
1966年結婚を機に退会するが、8年後の1974年女流プロ棋士制度が立ち上がると関根紀代子、山下カズ子らと共に史上初の6人の女流プロ棋士となる。
蛸島は女流名人・女流王将の初代として君臨し、女流棋士の存在を大いに広めた。またNHK杯でも読み上げを務め、その名を売り込んだ。
1980年代に入ると林葉直子・中井広恵・清水市代(プロフィール欄にある通り蛸島の妹弟子)によるいわゆる女流三強の時代が到来しタイトル戦からは遠ざかるが、1989年女流棋士会の発足に伴い会長就任。女流育成会の幹事になるなど後進の育成に力を注いだ。
2007年LPSAの発足に伴い移籍。
2017年加藤一二三の引退後は男女含めて最年長棋士となるが、「通算成績を勝ち越しで終わらせる事が誇りであった」との考えから引退を決意。翌年2月、通算333勝328敗で引退した。
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